西方見聞録...マルコ

 

 

余裕と育児と斜めの関係 - 2006年01月03日(火)

 あ〜なんか思わせぶりなタイトルの写真日記を写真だけアップして放置してしまったよ。すみませぬ。



 正月にあめでお兄から缶バッチ制作マシーンを1号さんへのお年玉に頂いた。なんつうかね、絶対、親なら買わない、こう、派手で楽しいウキウキしたものを贈ってくれるあめでお兄なんである。親や祖父母やなんか娘の成長に血道を上げてヒューズを飛ばしてる人間がまず重視しちゃう「役に立つ」とか「教育的効果」とかをあっさり無視して、その上で大胆にお金を使ってくれるのがこの兄の特徴である。

 ちなみにこの兄はあめでおさんより数段女性受けする要因を持ちながら、独身でおられ、「独身である楽しみを手放したくないから結婚はしない。」と平然と宣言し昔女の姑をぶっ飛ばしている。いくつ見合いの話を持ち込まれても「遊びでいいなら付き合ってあげるよ」と親戚筋の世話焼き婆にクールに言い放つ様ははっきり言ってシビレル。

 1号さんもこの父に似てるが数段かっこいい(そしてかわいいウキウキするプレゼントを金に糸目をつけずにばんばん買ってくれる)伯父にめろめろでファーストネームでチャン付けで呼び恋い慕っている。

 1号さんの伯父はもう一人いて、私の兄も立場的には伯父であるのだけどこちらはすでに結婚し1号とおKさんと同じ年格好の子どもを育てており「親」のオーラをびしばし漂わせている。1号さんはこのオヤ族の伯父(私の兄)よりクールでお金持ちで責任感を漂わせていない独身貴族の伯父(あめでお兄)を明らかに寵愛し、あってる時は常に2人で何事か言い合って笑い転げている。

 ー学生時代、映像民族学の講義でみたVTRのアフリカの部族社会のジョーキングリレーションシップみたいに。




 そんでこっちは年末に東京で女医さんをしている私の高校時代の友人がうちの子ども等に送ってくれた飛び出す絵本@豪華本。




 このあまりにゴージャスな絵の飛び出し方に1号がホントに狂喜乱舞した。その喜ぶ1号の姿と彼女が寝てからこの本を手にとってしみじみ考えたのは「オヤ族」になってしまった自分には到底発想できないプレゼント企画だな〜ということ。なんかね「子どもが破っちゃう」とか、「子どもには高すぎるわ」とか「オヤ」の常識にとらわれちゃってわたしはこういうの買えなかったと思うのだ。

 でもこの友人やあめでお兄が1号にくれたのは、オヤの常識や責任にとらわれない、斜めの関係からだからこそ与えてあげられる「子どもの幸せ」と言う奴なんだと思う。1号の喜び方や心の奪われ方を見ているとそれはすごく彼女にとって大事な心の栄養になったような気がするのだ。

 オヤ族にならずに大人になったことで得られる「非オヤの力」みたいなのを2つのゴージャスプレゼントを前にしみじみと感じた。

 



ところで冒頭の缶バッジ製作マシーンですが、、、だれですか!ひそかに法隆寺バッジを制作して100円で売ろうと企てているのわ!


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