西方見聞録...マルコ

 

 

ダウンサイジング再び―ダブルブロッカー― - 2005年09月29日(木)


 ワタクシの体重は自慢じゃないがここまでの前半生ほとんど右肩上がりの成長曲線を描いてきた。唯一の例外が子どもを産んでからしばらくの授乳期の一年とちょっとの間。その母乳と言うかたちで脂肪が直接、対外に排出されるという天然脂肪吸引みたいな期間の激痩せをのぞくと常に膨張を繰り返してきたことになる(ある時期、膨張が止まる事はあるけど絶対減らないのだ)。

 ところがこの二ヶ月ほど、体重がじりじりと落ちているのである。

 おKさん出産後の激痩せ期間も終了し、再び体重は成長曲線をたどって、今年7月の某畑全国オフ時にピークの体重を記録した後(あのときは徹夜で飲んだしね)、毎日100グラムくらい減っている。時々行きつ戻りつしているが、現在あの全国オフの夜と比べて4〜5キロの体重減に成功している。これまで授乳期以外で体重減量に成功したことのなかった私としてはかなりの快挙である。

 勝因は一言で申し上げると『貧乏』である。

 ご存知マルコは今年で扶養家族の立場になって3年目。この2年半、洋服はユニクロ以外で購入する事はほとんどなかった。しかしこの夏こじゃれたエスニック洋品店でとってもイカした(死語)スカートを購入した。そのとき、なんかじんわりと感動したのだ。そりゃユニクロも良い。コストパフォーマンスがとくに。でもやっぱ時々はおしゃれしたい。よしこれから一シーズンに一着は(ユニクロ以外で)洋服を買えるようにお金を節約するぞ。と天に誓ったのだ。

 そんなわけで、緊縮経済政策を採用している。お金の節約と減量という二つの命題を同時に抱えるのはなかなか食欲の誘惑に打ち勝つには有効である。


 夏休みに一号さんの学童通いのためにお弁当を毎日作っていたのだが、そのとき以来のお弁当作りを現在も続けている。さらにあめでおさんとマルコで新しいお弁当箱を新調したのだが、マルコはダイエット必勝を期してかなり小ぶりのお弁当箱を購入した。

 お弁当を持って、一人用ポットにコーヒーを入れて通学定期の経路内で活動を終えて帰宅すると、おや、今日は一回もお財布を開けなかったな、なんて日もあり単純にうれしい。

 夕方お腹がすいて、無意味な喫茶店で一服(コーヒー+ケーキ)とか、帰りの大和路快速で天王寺名物のベアードパパのシュークリームを買い食いするとかそういう誘惑にかられたりするとき、ダイエット中!と理性が叫んでも、まあちょっとのカロリーだけだから良いじゃん、とまけそうになる。そんなとき「節約してあとでユニクロ以外の洋服購入!」ともう1つのDFが理性を助け、食欲と言う敵のアタッカーを粉砕するのである。

 また、大した距離じゃなくて、時間もあるのにバスに乗って移動しようかななんて思うとき、「節約!」と思っても「でもここで200円ケチって疲れて夜勉強できなくなっちゃうといけないから」とかまたもや理性がまけそうになっても「歩けばウォーキング効果でダイエットにもなるぞ!」と第二の理性がおきあがり、わたしをわりと近い目的地まで歩かせてくれるわけである。

 皆さん、貧乏はいいぞお!

、、って力説してもみんな、「はい、そうですか」って真似できないのが『貧乏』のつらいところである。でもほら、お金節約して、ダイヤモンド買うぞ、とか仮想貧乏設定でダイエットがんばってみてはいかが? 授乳ダイエットよりも設備投資がいらないと思うし。


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