春のわかれ - 2005年03月25日(金) 春は別れの季節である。「おかあさんといっしょ」の体操のおにいさん佐藤弘道さんもご勇退だし。(ところでどうでもいいが「おかあさんといっしょ」というタイトル名変更運動に取り組む小猿が一匹うちにいるんですが、あれはブランド名のようなものだから変更は難しいかな〜?小猿は「おとうさんといっしょ」もしくは「ほごしゃといっしょ」にしたいんだってさ。なるほど〜。) さて、前日日記で登場した美容院だが私はそこの美容師さんがとっても気に入っていた。 私はもともと美容師さんの好き嫌いが激しく、関東で暮らしていた時は基本的には実家近くの美容院でSさん(女性)という美容師さんに途中何度か浮気したものの18歳から35歳まで基本的に面倒を見てもらってた。 関西に来てからは大学最寄駅の六甲道のすぐ近くのこのこじんまりとした私と同世代の男性2人で経営している美容院をずっと愛用していた。 まえのSさんと現在の担当美容師さんはともに技術がしっかりしているだけでなくて「おしゃれだけどハートが実直」ってところがポイントだったのだ。 「とにかく髪形に時間をかけたくないので朝目を覚まして30秒のブラッシングで形になる髪形を作ってくれ。」 とか 「美容院にじっくり来る時間が取りにくいので出来るだけ長持ちできる髪型にしてくれ。出来れば3ヶ月に一遍の来院で済めば理想的。」 など、おしゃれ星人な美容師さんにはむかつくような(そして技術を要求する割にあんまりコストパフォーマンスのよろしくない)要求を出す客だった。でもとにかく2人はそんな私の要求を的確に理解してくれてできるかぎり実現してくれようとしていた。 今回は12月の終わりにパーマをかけて以来だったので実に3ヶ月ぶり。美容師さんも「いや〜がんばりはりましたなあ、記録に挑戦って感じですな」と感慨深げ。 それで、表題の春のわかれなのだが、この現担当の美容師さんが5月いっぱいでお店を辞めて故郷の淡路島に帰っちゃうそうなんである。 く〜。マルコ無念。移住してすぐに飛び込んだ店でとっても上手でおしゃれ嫌いの心がわかるおしゃれな美容師さんに出会えた幸運に心から感謝だ。このお店にすぐに着地出来たお陰でどれだけ心穏やかに関西ライフを始める事が出来たことだろうか。美容師さんとマルコはわりと良くいろんな話をした。マルコにとって美容師さんはおしゃれ系関西インフォメーションを提供してくれる最初の関西人だったのだ。六甲道の美味しいお店もこの人から随分教えてもらった。(でも時間の関係でまだどこも試してないけど)また会話において「いまの(発言)はボケたところなので、ここで突っ込んでもらえんと関西人は立つ瀬を失います。」等と非常にわかりやすく関西初級ぼけつっこみ会話術を伝授してくれた。 この日も<隣の女>がハイソに盛り上がる中、「斑鳩の耕運機の多様性」と「淡路島の軽トラはキャタピタがついている。」「農民車というエンジン剥き出しの動力車に小さい荷台を引かせたものが淡路島では普通に走っている。」「ミゼット(三輪トラック)も子どもの頃に良く見た。」など渋い話題で2人でそれなりに盛り上がっていたのだ。 しかし仕上げの段階になって「今日も上手く行ったからまた長持ちできますよ。」とおっしゃるので「次回来院は『目指せ夏休み』ですね。」というと「そうですね。上手く行ったらそうなります。でもその頃には僕このお店にいないんですよ。」 といわれてマルコ大ショックだったのである。 ああ、おばあちゃんになるまで髪の毛の面倒見てもらうつもりだったのに。ホント残念。淡路島に帰ってもご活躍を法隆寺よりお祈りしております。>美容師さん。 ...
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