西方見聞録...マルコ

 

 

私はぎゅうすじカレーがにくい! - 2004年12月17日(金)

 週末はわりとよく、我が家で牛すじカレーが作られる。土日料理担当のあめでおさんが土曜の昼間、ことこと煮られて、夜に振舞ってくれて、日曜の夜にもう一回振舞ってくれたりする。牛すじは煮れば煮るほど美味しいのであめでおさんが牛すじカレーを作ってくれてる気配があると、なんとなくみんなうきうきする。

 マルコが土曜日に仕事を入れる場合は、土曜子どもの世話で牛すじカレーを煮込めないあめでおさんのためにマルコが金曜の朝から牛すじカレーを煮込んでおくこともある。そんで金曜の夜と土曜の夜にカレーを食べるのだ。休日である土曜に「んじゃ、よろしく」と家族からいちぬけしてしまうマルコなりの家族サービスというかあめでおさんへのご機嫌取りでもあるのだが。

 そんなわけで今日は朝牛すじカレーを作りかけて、お昼前に奈良市へとでた。1号さんの喘息の薬が入荷したので取りにおいで、と主治医から連絡があったのだ。それに今日は午後からは1号さんの学校での個人面談なのでどうせ仕事は出来ない。奈良市のさくら小路ででも美味しいランチを食べちゃったりしよう。なぞとうきうきと家を出た。

 おりしも奈良公園近辺は若宮おんまつりのクライマックスのお渡り式の時代行列が三条通りを練り歩いているところ。マルコはデジカメ不携帯のわが身を呪いながらJR奈良駅から三条通りを興福寺近辺の主治医のところへ、平安装束な人々や馬上の武者の行列の間を歩いていく。時々前触れもなく路上に馬糞があったりするので、雅な中にもデンジャラス感が漂う。

 そうして物凄い見物人と雅な行列と屋台の中をどうにかさくら小路まで到達し、薬を受け取る。その後さくら小路に新しく出来たイタリアンの店に入って、メニュをしっかり見ないでランチを注文した。

 新規開店やる気満々のイタリアンレストランのランチ。それだけでなんか美味しそうだ。

 ところが、その日のその店ランチは『牛すじカレー』であった、、、。

 何でイタリアンで牛すじカレーなんだ!貴重なまったり平日ランチの機会を返してくれ!この店接客もかなり悪かった。デザートと珈琲を出し忘れ、催促すると『え、もうお出ししませんでしたっけ?』って何たることだ〜。牛すじカレーで既に怒りモードだったワタクシ、激怒モード。そして出てきたデザートもまずかった〜。

 ちなみに牛すじカレーはその夜、家で食べたマルコ作の牛すじカレーの方が美味であった。

 
 その後、わが町に戻って、1号さんの個人面談があった訳だが、本日のマルコの頭の中は牛すじカレーでいっぱいで、夜あめでおさんに「で、どうだった?(個人面談は?)」と聞かれたので牛すじカレーで悔しかった話をこってりしてあげた。

 


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