西方見聞録...マルコ

 

 

人生は大逆転のないスポ根 - 2004年11月04日(木)

 スポ根(例としては巨人の星とかタッチとか)で主人公はまず大変やられる。いろいろと苦労したり絶対勝てそうに無いライバルに圧倒されたりする。でも要所ではすっこ〜んと魔球とか超人的な努力の成果とかで気分よく大逆転で勝つ。主人公と一緒に苦労してた読者はえもいわれぬカタルシスを得る。

 でも実際はそんな都合のいい大逆転なんてない。きっとね。

 したり顔した小泉君を「ケリーがブッシュを倒す」という他所で起こった大逆転でもってぎゃふんといわせたかったんだ、私は。でも、そうは上手くいかなかった外圧を期待している場合ではなくなってしまった。

 それにしても意味もなく死んでいった10万のイラク民衆と1000人のアメリカ兵の屍を乗り越えてブッシュにYESといった51%のアメリカ人をハーグの国際裁判所に歴史揺籃罪(なんてあるのか知らんが)で訴えられんか。なんかアメリカって言うと都市部のリベラルな人ばっかりを思い浮かべてたんだけど、「ハンバーガーとコーラ片手にカウチに座ってついでにチーズのたっぷりかかったチップスとかも食べながら野球をみるような大男」(掲示板より)がときどき「フットボール見ながらプレッツェルをのどに詰まらせたり」(やっぱり掲示板より)しながら「世界中アメリカになっちゃえば平和が訪れるのに」(これも掲示板から)とか無教養なこと言ってブッシュに投票したんだろうな。

 でもブッシュにNOと言った49%はちゃんと自らの国の過ちに向き合おうとしたんだ。そのことを励みに、今度はしっかり日本の選挙に参加しよう、と思う。大逆転のカタルシスを得るのは難しいかもしれないけど、キーワードは「地道」ですわ。

 ところで今回アメリカ民主党が支持者のリストを元に、1軒1軒尋ねていって、「選挙棄権しないで、投票に行ってください」とだけ伝えるという草の根の選挙運動を展開した模様。地道だ。今回は負けたけど1000里の道も一歩からだな〜。

 じゃあ、まず1000里の道も一歩からの一歩目として掲示板でどらりんさんが紹介してくれたこのページを日記にも、はっておこう。


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