決意のボディペインティング - 2004年04月30日(金) 戦闘前に戦いの隈取りをしたのは「もののけ姫」に出て来たイノシシ一族だったでしょうか。昨日マルコも乙事主(もののけ姫に出て来たイノシシの長老、声は森繁久弥。あの声映画の途中で変わったよね、関係ないけど)の部下のような決然とした気持ちで上半身前面にボディペインティングをいたしました。これから約1週間かけておKさんの卒乳を敢行いたします。 約1年前「なごみ系のニコニコさん」と言う評価のもと当HPに登場していた次女おKさん@4月24日で2歳はこの1年間で「あかんたれのごんたさん」に変貌しました。相変わらずニコニコと愛想はいいし、ストレスの少なそうな生活をしているおKさんですが、自分のストレスを主に姉の1号、ついで母マルコに肩代わりさせて生きているようにもお見受けします。 普段はニコニコですが何かあると、自分の要求は絶対にあきらめず泣いて通すその姿勢。泣き方もまた半端ではございません。ただ相変わらず「食べ物」に弱いので食べ物で釣って要求を軟化していただくように交渉するなんて事は有効です。 そのおKさんがずっと執着しつづけた授乳を今年の年始より「微妙に間遠」にしたり、「日の高いうちは吸わない」、とか「夜も寝る準備ができて布団の中だけで吸う」などとし、徐々に卒乳への階段を上ってきたのですが、ここに来てこのゴールデンウィークを利用して一気に完全卒乳を敢行しようというわけです。 マルコが夜中にごそごそ起きてなぞの活動中、泣き出したおKさん授乳のために布団に引き戻されてそのまま朝まで睡眠に引っ張りこまれちゃうのとかはもういやなんざんす。あめでおさんが自分には乳がないゆえに育児参加において2次的役割に逃げこもうとするのも小癪です。5月からマルコはなぞのフィールド活動をする予定なのでその前におKさんとの母子密着度を少し薄めてもおきたいのでございます。 昨年秋マルコが泊りがけで某島根県の某町をお邪魔した際、留守宅にておKさんのお世話をなさったあめでおさんはそれは地獄を見たそうです。「朝方まで寝ずに乳を求めて泣き通した」とあめでおさんは申します。この夜は、のちに我が家で有名になったあめでおさんの名文句「わしがおKに泣き殺されるか、わしがおKを殺すか、じゃ」が出ちゃうくらい追い詰められたあめでおさんだったのでした。なんとまあ見上げた根性と言うかがんばりやさんな泣き虫でしょう>おKさん。 そんなわけで昨夜はそのあめでおさんの苦労を追体験する1夜となったのでございます。まず就寝時間の午後9時より泣くおKさんにマルコ自慢のボディペインティングをご覧に入れ、「今日は乳はこんな状態ですので配給は無い」と説明いたします。そこで治まるおKさんではございませんのでひっくり返って泣かれます。そこへチョコレートなどでご機嫌を取り結び、ちょっと歯磨きした上であめでおさんがおんぶして、10時過ぎにまず寝ていただきました。あめでおさんと私はその後の戦いに胸を震わせながらおKさんと一緒に早めに就寝。 しかしあっけないほど早くおKさんはお目覚めです。11時半おKさん泣いて起きて乳を要求。そこから午前2時半まで3時間おKさんの泣きロードは続きます。最初の30分をマルコが次の30分をあめでおさんがその次の1時間半をマルコが最後の30分をあめでおさんが担当し、最終的にはあめでおさんが寝かしつけました。 あめでおさんの基本戦略は「おんぶして歩きまわる」。でマルコの基本戦略は「哺乳便で水分を取らせて、テレビの前に引いた布団でリラックスしながらビデオ見せる.泣きがひどくなると子守唄を歌う」というものでした。そのほか抱いてルーフバルコニーにでるとか、おせんべいを与えるとかオプションがございます。 そして午前2時半とりあえずあめでおさんとご就寝になったので再び寝入る私たち(ちなみに担当してない方の親は仮眠をることになってますが凄い泣き声で眠れません)。 そして朝4時50分おKさん3たびお目覚めになりそのまま本日の朝をお迎えになりました。マルコもあめでおさんも眠いです。水中を歩いているような浮遊感と申し上げたらいいのでしょうか。しかし朝日の中でおKさん笑っておられます。な、なぜなのでしょうか、夜と打って変られたその上機嫌。そして今回最大のなぞは1号さんがあの騒ぎの中で堂々の朝まで熟睡なさったことです。ご立派です、その我が道を行きっぷり>1号さん。 みなさんめんどくさがらず、適正年齢で卒乳はいたしましょう。もし時機を逸したら腰を据えて4歳くらいまで吸わせましょう。特殊事情で中途半端な時期に卒乳を実施した皆さん、よろしかったらアドヴァイスください。 また夜が参ります。その前に気合入れてボディペインティングに励みたいと思います。 あ、どうでもいいけど昨夜深夜泣きだるまのおKさんと一緒にビデオ(アンパンマン)視聴してたら、ビデオを巻き戻すときに映ったNHKのトーク番組に内田春菊が3番目の夫と一緒に出ていたのをチラッと見ました。今回は幸せになれそうでようございました。不幸に転じてもそれをネタにしっかり起きあがってくるんだろうな〜。なんて思ってちょっとわくわくいたしました。伊藤比呂美と内田春菊の子育て界におけるトンガリ具合はなんつうか世界の果ての指標と言うか、臨界点はあそこか〜ってかんじですな。人はあそこまでイっちゃえるんだって。凡人の私は眺めているだけの地平ですが時々垣間見て爽快です>臨界点。 ...
|
|