西方見聞録...マルコ

 

 

少女の三角形 - 2004年04月25日(日)

 1号さん、本日はご友人のAちゃんとMちゃんを拙宅に招き、家で遊んでらっさいます。Aちゃんは誰が見ても心の正しい正義感あふれる少女で、Mちゃんも子供らしい素直な良い少女ですが年上のおねいさんがおいでになるので、華奢な外見とは裏腹にま、ちょっと強めの女の子です。1号さんはAちゃんからもMちゃんからも別途「日曜あそぼ〜」とプロポーズされ両方断れずに3人で遊ぶ結果になりました。

 普段1号さんが最も心近く接しているAちゃんが押しの強いMちゃんに負けてなんとなく1人でいる時間が多ございました。1号も時折Aちゃんにシンパシーを示しながら、Mちゃんに「ちょっと1号チャン来てよ〜」と呼ばれるとそちらにいってしまいます。1人取り残されるAちゃんの背中に斜線がかぶっておられます。

 少女たちが形成するこの微妙な3角関係に、不肖マルコは息苦しくなるような懐かしさと切なさを感じておりました。子供時代マルコもこの3角関係に常に苦しんでいたように思います。マルコのポジションはつねにAちゃんの役。悪いことはしていない。誰が見ても正しく振舞い、わがままも言ってない。しかし親友はなぜか我の強い第3の友の元にいて私は一人になってしまう。自分よりもやさしいが意思の弱い親友をふがいなく思いながら、切り捨てることもできない。私がもし親友の立場だったらはっきり言うのに「わたしはAちゃんと遊びたいのよ!」でも心の弱い親友はそれが言えない。切なくて寂しい。

 みなのしう、「旗色不鮮明」の優柔不断ちゃんを真中にして同性同士で3角関係を演じた覚えはありますまいか?

 まさか自分の娘が優柔不断ちゃんの役をするとは、マルコ呆然。
一人で遊ぶAちゃんの肩をそっと抱いた。あの日の自分を慰めるように。でもわかってる、Aちゃんがほしいのは大人の慰めではないことも。

 みんなが帰った後、1号に「Aちゃん一人で寂しそうだったよ。」というと「1号ちゃんもAちゃんと遊びたかったんだけどさ〜、なんかそうなっちゃったの」という。そうなんだ、優柔不断ちゃんは優柔不断なんだね。知ってたけどさ。



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