生を放つ - 2004年04月17日(土) 本日は1号さんの喘息定期検診にて奈良市へ赴く私ども。 このところ全然発作も起こらず、1号さんがほんの2年前まで命に関わるような大発作を繰り返していたなんて忘れてしまいそうな日々でございます。1号の成長によるところか、空気のいい地域に引っ越してきたからか、はたまた法隆寺の薬師如来のご加護か、まことにアッラーは偉大でございます。アーメン。 そんな快調な1号さん1歳の終わりから毎日1日も欠かさず約5年間、朝晩のみ続けてきたテオドール投薬を終了することになりました。感無量。テオドールをねらなくてもいい朝や晩が来るなんて思いもよりませんでした。全国、喘息児友の会の皆さん、あけない夜はありません。でも自然に夜は明けるわけでもないので、毎日の掃除と布団の管理と空気清浄機道の追求は欠かさないほうがいいと思います。うちでは上記業務はあめでおさんの担当なのでものすごいマニアックに追求されています。 そんでそんで今日は喘息医の後に歩いてすぐの興福寺に行きました。いつもの切り株で作ってきたおむすびを食べ(休みの日まで弁当作りかい!)そのへんで和んでいると、興福寺寺僧たちが行列してやってきます。むむむこれは!寺行事マニアのマルコとその家族が寺僧の行列を追跡すると、南円堂わきの一言観音堂にて法要が始まります。観音堂の前には池がしつらえられ、無数の金魚が泳いでいます。 今日は「放生会」だそうです。 法要の間寺男さんたちが金魚をたもですくってバケツに入れています。おおお、金魚すくい絶対失敗しないバージョンってかんじでしょうか。それを見ていた子どもたちもやらせてもらってます。1号さんもさっくり参加しています。観光客の外人さんも参加しています。 約30分ほどの読経の間そんな風に金魚すくいをしながらすごしたのち、いよいよ読経も終わり、寺僧のみなさんが行列を作り南円堂の脇の階段を降りて猿沢池に。法要に参加していた人々もその辺の観光客も参加が呼びかけられ、みんなで金魚入りのバケツ(100個くらいあった)をもって行列に加わります。あめでおさんと1号さんもバケツを持たせてもらいました。外国からの観光客の皆さんも大喜びで参加しています。 そして猿沢池の端でお坊さんを中心にみんなで池を囲むようにたち、般若神経が唱えられるのを聞きました。ぎゃーてーぎゃーてーと真言が唱えられ、読経が終了するとみんなで一斉に金魚を池に放ちました。 夏日でしたので、なかなかよろしい参加型仏教行事でございました。近場に住んでるとはいえ参加できてマルコもラッキーでした。一緒に金魚を放った外国からのお客さん、たまたまこんな行事に行き合えてよかったね。 ...
|
|