進むネットワーク化の中のパラレルワールド - 2004年03月31日(水) パラレルワールドとは奈良県内の近鉄沿線とJR沿線の街作りのことです。 昨日関西の交通網のことを褒めた後、関西の鉄道に関してひとつ不満に思っていることが思い出されました。 それは「奈良県内の近鉄とJRがちゃんと同じ場所(歩いて乗り換えできる場所)に駅造ってくれればほんとにいうことないんだけどねええ。」ということ。奈良県内って近鉄線路網とJR線路網が影のように2重になりながらそれぞれの会社の駅同士があんまり接続できないように微妙に離れて(1〜3キロくらい?)配置されており近鉄沿線民の暮らしはJR沿線民にとってパラレルワールドにあるが如し。近鉄は在来の弱小鉄道会社を買収しながら今の近鉄電車の巨大ネットワークを作り上げたんだけど、JRはその在来線に意地悪するかのようにちょっと離れた場所に線路引いて駅作ったらしいよ。そういうみみっちい縄張り意識はネットワーク化が進みゆく現在とってもはやらない。 そういう意味では弱小在来線を統合したり、「スルッと関西」(関西の鉄道各社で作ったプリペイドカード、関東のパスネットのようなもの、パスネット同様JRだけ不参加)にも「Jスルーカード」(JRのプリペイドカード、他の鉄道各社にも参加を呼びかけたけど「スルッと関西」でいけずしたJRにみんな協力しなかった。でも近鉄だけ参加。)にも参加している近鉄はネットワーク化と言う点では先見の明があると思う。このたびJRが単独で作ったICOCAカード(JRのタッチするだけで通れるICカード。関東のSUICAカードにあたる)の普及に力入れて近鉄のご恩に足で砂かけちゃいかんぞ>JR。と思います。 ところで阪急のICカードはすごいらしいですわよ、奥様。チャージしなくても後でクレジット決済してくれて、使用頻度によって、この区間はよく使ってるので定期券利用だと最も安くなる、この区間は回数券扱いが最適、この区間は普通乗車券扱いって向こうが勝手に判断して一番安いサービスを運用してくれるんですって。阪急システムがネットワーク化されて関西全域に広まると非常に便利ですわ。 えーっとこれらの話はみんなあめでおさんによるマルコのための関西雑学講座によって得た知識なんですが(つまりいっこも裏を取ってない)関西在住の皆さんから見てもし間違ってたらご指摘ください。 ...
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