西方見聞録...マルコ

 

 

インスパイア〜エースをねらえ!・幼児化する私たち - 2004年01月29日(木)

 エースをねらえの木曜ざます。1970年代の日本の高校生はこんなだったのか〜という感じのエースをねらえ@とっても原作に忠実なドラマ化が現在進行しております。当HPのどこかにある掲示板でも毎週木曜はどなたかがこの問題に触れます。
例えば下記のように。

♪れいこなさま>
お蝶夫人、実写だとなおさら高校生とは思えませんわ。
大体17,8で「夫人」と言われてそのまま応答しちゃうってのも怖いですわね。
漫画連載当時は、不思議に思わなかった宗方コーチの長髪、そして和服で碁を打つ姿。イマドキ、あんな怪しいコーチもいないと思いますわ。
藤堂さん、「じゃ、失敬!」とかいってチャリで去っていきましたね。
しっけい、ってアンタ…。

♪しーさま>
宗方コーチですが、1970年代の連載時に30オトコという設定であれば1940年代生まれなわけで、育った環境によっては家では和服でくつろいでもおかしくないように思います。

宗方コーチはその後享年27歳であることがみんみんさまからこんな物凄いページつきでたれこみがありました。ttp://www.sanctuarybooks.jp/column/ccomic/03.html

さて、こんな高校生いるかい!って私どもがつっみこんでおりましたら、しーさまが冷静にアレは1970年代の話だよ。と指摘なさっておられます。

もしかしたら1970年代というのはああいう高校生がフツウにいた時代なのかもしれませんね。(ほんとか?)
学生運動のあおりで高校封鎖なんてのもやってたりしたわけですし、現代の高校生とは似て非なる社会的立ち居地だったのかもしれません。>1970年代の高校生。

1970年代は、そもそも、人生50年、という前提で人生設計してた戦前派の方が社会のマジョリティーだったわけですから、27歳というのは人生の折り返し点を過ぎたところ、現在の人生80年時代では43歳くらいの感覚と考えればいいかもしれません。

長い寿命を社会的コンセサスとして受け入れて、私たちは一気に幼児化していきます。40歳で人生折り返すんだとしたら30代はまだ青春まっさかり、36歳のマルコは人生50年時代の24歳くらいでしょうか?


藤堂さんが失敬というたびに、か〜っ失敬はないだろうと画面の前でつぶやきながら物凄い勢いで変わっていく時代や自らの立ち位置を感じずにはいられませんでした。


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