西方見聞録...マルコ

 

 

1年後の運動会 - 2003年10月04日(土)

 当地に引っ越してきて1年が経過いたしました。2度目の秋、本日は1号さんにとっては2度目の保育園運動会でございました。

 昨年は入園5日目で運動会本番という超過酷なスケヂュールでございました。それでも生後2ヶ月から保育園暮らしを送っていた1号さんはこわばった笑みを頬に張り付かせながら健気に演技しておられました。

 しかし今年は違いました。

 年長児としてかなーり大量の出番をリラックスして楽しんで演じていらっしゃいます。昨年は練習が足らないからと出演を拒まれたフィナーレのリズム演技もしっかりとこなされ、お弁当もそのあとの昼休みも今年は仲のよい友達と園庭をけらけら笑いながら駆け回っておられるそのお姿に、長く辛かった新天地順応のための時間は終わり、1号さんは当地に根を張り、花を開かせつつあるのだと実感いたしました。

 おKさんも0歳児組園児として2つほど演技なさいました。4月入園時は計2名だったクラスも今月には計6名に増え、担任の先生も4月は2名でしたが、現在は3名に加員されています。おKさん4月からの最長老のオリジナルメンバーとしてもう一人のオリジナルメンバーFちゃんと元老院を形成している模様で超余裕です。乳児社会学、今後も目が離せません。

 昨年は大変ギョッとした開会式での町の有力者の挨拶も今年は気になりませんでした。今年は町長さんが1発スピーチなさったのですが、さすがです。必要最小限のことを30秒ほどで語られてさっくり切り上げました。そうです。大人スピーチは短いにこしたことはございません、誰も聞いちゃいません。

 そして、保育園には親子参加競技というのがございます。1号さんのクラスは親子リレーをやりました。クラス33名を3チームにわけ、1チーム11組の親子22名がバトンをつないで園庭の丸いトラックを激走するのです。あめでおさん、この日に備えて毎朝走り込みをするは、当日はトレパン着て登場するはかなり力が篭ってらっしゃいました。丸いトラックは超走りにくく、まじにスピードをだすと遠心力で転びます。あっちこっちでお父さんお母さんが土煙を上げてすっころびながら激走するのはソレはソレは血涌き肉踊る光景でした。あめでおさん・1号さんの所属したチームは見事に優秀なさりました。

 私たちはこの地を新たな故郷と定め、そして着実に流れていく時を感じた秋の空の下の運動会でした。


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