西方見聞録...マルコ

 

 

ええ人や - 2003年08月01日(金)

 朝おKさんの脳神経外科と皮膚科に行って、夕方は1号さんとマルコの足の傷を見せるべく近所の外科に行くという日々が続いています。自転車を乗ることに弱気になってるマルコはバスを多用します。家近くからM病院までバスに乗ってるとき、運転手さんに聞きました。

「M病院の最寄のバス停はどちらでしょう?」

「Aバス停とBバス停の真ん中やな」
と運転手さんがつぶやくと、バスに乗ってる5名ほどのご老人が全員で「真ん中や真ん中や」と唱和してくれました。

 M病院からの帰り、マルコの自宅近くのバス停で降りてしばらく歩くと、女の人が「保育園でよくお見かけするんですが、同じ保育園に子どもをあづけているモノですが、よろしかったら車に乗ってください。赤ちゃん連れでお大変でしょう」
と声をかけてくれました。でももう家のまん前だったので丁重にお断りしましたが、大変うれしかったです。

 さらに夕方、外科の待合室で、1号くらいの女の子を連れた女性が話し掛けてきました。その方はエレベーターで子どもが転んで怪我してしまったそうです。「わかります。子どもが血を出すと動揺するんですよね。でも自分を責めないようにしましょうね。」とマルコはいいました。「自分を責めるな」とはマルコが今回言われた中で一番うれしかったキーワードだったのでためしに他の人にも言ってみたのです。すると、そのひとはぽろん、と涙を流して、ごそごそと買い物袋からジュースを2個取り出して「飲んでください、お話できてたすかりました」とおっしゃいました。

 なんか弱ってるときは人の親切やらふれあいが大変、効くんです。そんなわけで斑鳩いい人列伝でした。


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