愛の告白大会 - 2003年03月06日(木) 平均的日本人夫婦であるマルコとあめでおは日常的に「愛しているよー」などとは言わない。夫婦の愛はそういう発話によって維持されるものではない。 菅原ますみが行った「父親の育児行動と夫婦関係、そして子どもの精神的健康との関連 生後11年間の追跡調査から」という調査結果によると、 日本の夫婦313カップルをアンケート調査したところ 「配偶者の幸せが最大の関心事」 「相手なしで過ごすのはつらい」 等のチェックポイントで夫婦お互いの配偶者への愛情度を確認したところ、愛情度の高さは妻より夫のほうが総じて高いのだそう。 また夫の妻への愛は結婚後6ー14年をピークに達しその後も愛情が持続されていくのに、それに反して妻の側は6-14年のピーク後夫への愛は急激にさめていくのだという。 夫の学歴、収入、就労時間を問わず妻の愛はさめる傾向にあるが、唯一、妻の愛情持続度が高いグループがあった。その妻の愛がさめないカップルに共通していたのは、「子どもが乳幼児期、夫が育児に積極的に参加した夫婦」であったという。 出産後18ヶ月の育児協力度によってその後の長い人生の妻の夫への愛情が薄まったり深まったりするのだ。情けは人のためならず。家事参加は妻のためならず、夫の明るい老後のためであったのだ。上記は超少子化ー危機に立つ日本社会(鈴木りえこ・集英社新書)に詳しいです。 さて上記の本などを新婚時代、夫婦で輪読し、科学的に快適な夫婦関係を長期間維持することを目指し、「愛しているよー」などと日ごろ無駄に言い合わないあめでおとマルコであるがこのごろ娘1号が 「おとうちゃん、おかあちゃんのことすき?」とか「おとうちゃん、おかあちゃんのことだいだいだーいすき?」などと質問するので日本男児あめでおも「うん大好き」などと強制的に告白させられている。 まあ無駄もたまにはいいものである。 ところであめでおとマルコはそろそろ出会って14年目。普通の夫婦の妻側の愛情持続の賞味期間に達する。安心せよあめでお、君の家事協力は半端ではなかった。賞味期限はまだ来ないよ。 ...
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