とりあえず本編を見ました。 いろいろと細々とエピソードが足してあって楽しかった。 見たかったあのシーンこのシーンがてんこもりです。 劇場版でつじつまのあわなかった、いろいろなことは 時間短縮のためエピソードを削ったためであることがわかりました。 加えたことによってふくらんだのが、ファラミアとメリピピ。 反対に加えたことでしぼんでしまったのがエオウィン。 ほんとにアラゴルンとエオウィンの描き方が中途半端でヤになっちゃうなあ。 ご老体のお世話をしている女の人があんなの作るわけないし、 野伏の馳夫さんがそんなことするわけないでしょう。 困っちゃうな。 ボロミアが良かった。違和感が全くなく、もっと見たかった。 執政親子で別の映画作って〜という感じ。 原作既読者にはうれしいシーンが多かったのですが 映画としてみた時に、これを劇場公開するわけにはいかないということは SEEを見ていてわかりました。寄り道が多いと映画の勢いがなくなる。 だからカットすることは悪いことじゃない。 カットして組み立てたものが矛盾せずに、 カットされたものを想像させるような密度を持っていれば問題ないわけですね。 劇場版はその辺の詰めが甘かったかなあと思いますが、勢いはある。
久々にTTTを見て改めて思ったのですが この映画にはFOTRにあったような求心力はやっぱりない。 細部がとてもよくて、役者も揃っているのに、 登場人物の気持ちに一本通ったものがなくて集中できないのでした。 最後のサムのスピーチをカットしてくれ。 原作の精神から遠いと私は思う。 スピーチじゃなくて、本編で表現してほしい。
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