ブレンダン・フレイザーが主演。『ゴッズアンドモンスター』でサー・イアンと共演していた ブレンダンはこの映画でヴィゴとも共演していたのね。
厳格な信仰を持つ家庭で育てられた青年が、宗教的迫害を受けて 森の中をさまよって倒れているところを拾われ、森の中の一軒家に住む 自由な生き方をする女性のもとに身をよせる。その家には彼女の恋人も住んでいるが 生まれつき話すことができず、口笛で人に呼びかける。 家族として暮らしましょうと言われ、一緒に暮らし始めるがやがて破局が訪れる。
光をあてて、宗教的気分を出してみたり、おとぎ話のようにしてみたり、 キッチュな大道具が突然登場したり、歌舞伎の隈取のようなメイクを始めたり いろいろと盛りだくさんで焦点定まらず。 フレンダン、太ってるよ。かっこよくないよ。ダイエットが必要だ。 おまけに欲求不満の若者が嫉妬してるとしか思えない話になっちゃっててかわいそう。 アシュレー・ジャッドは天使のような女性という設定だけど中途半端。 監督は女性に対してうらみでもあるのか?どんなに無邪気な女性でも 魔女だと思っているような気配があり。
ヴィゴはセリフがなくて、「チュチュチュ・・・」と歌うように口笛を吹いています。 髪もヒゲも胸毛も腕のうぶ毛もみんな金色のふわふわでまるで小鳥みたい。 いつもの気配をほとんど消して、森の一部のようです。 気が向くとふらりと森の中へ入っていって、2、3日帰ってこないヴィゴ。 それはもしかして野伏の生活ですか? 誰も彼もが平行線をたどっていて、コミュニケーションできないこの状況を 聖なる狂気と呼ぶのは間違っていると思う。
|