オレ様日記
頑張ろう東北!



いいから頑張れ

2004年10月23日(土)


アンタの人生って波乱万丈だよねと言われるのは
ここ15年くらい言われ慣れてるっちゃー言われ慣れてるので
思う以上のハプニング関係にはそうそう驚かないつもりではいるのですが
福岡での衣装合わせやフィッティングが済んだら本命宅にお泊り、
翌日には速攻で東京に戻る予定が本命の急な韓国出張でもって
せっかくだから宮崎に帰っておいでよと優しい本命の台詞に甘えて
わーい こないだぶりに帰ってきましたよっと喜んだのも束の間
宮崎の実家に着いて6時間後、ばたばたと救急病院に向かうオレの姿なんて
一体全体誰が想像出来ようか。ばぁちゃんが心筋梗塞。




心不全と腎不全を併発しつつ呼吸困難。
夜中の3時まで病院のロビーでまんじりともせず。
容態はとりあえず安定しましたよと言われて帰宅。
とりあえず浅い睡眠を取り、ママ上と妹ちゃんは昼の面会へ。
もうすぐ一時半だもんな、そろそろ帰ってくっかな
そう思っていたところに鳴り響く電話。
容態一転、今すぐ救急病院に急ぎやがれ。




オレってば酷いよ、このままもしもの事があったら
オレの挙式とかどうなるのかなとか考えてんだよ
昨日よりも白いばぁちゃんの顔を見ながら
ここに居たって何にも出来ないもんなとか思ってんだよ
明日出張の本命に心配かけちゃったなぁとか
とりあえずオレが里帰りした日で良かったなぁとか、
いや 良かったとか言ってる場合じゃねぇんだけど
そんなくだらない事ばかりをぼやぼやと考えている。




2歳の足でよたよたとばぁちゃんを追いかけた
パジャマのままで坂道を下りながらばぁちゃんを追いかけた
泣きながらばぁちゃんを追いかけた馬鹿兄貴は
オレ以上に何をするわけでもなく ただ黙って突っ立っている。
ああ 今また電話が鳴った。ベルが鳴る度にどきりとする。




事態は間違いなく切羽詰ってるはずなのに
オレってばこうやってのうのうと日記の更新なんてしたりして
何考えてんだとか言われるんだろうけど何も考えてねぇっつの。
つーかこのまま逝くのか。このまま逝っちゃうのかな。
もうオレに ぐみちゃんお帰りとか言ってくれねぇのかな。
ちくしょうババァ、てめぇの初ひ孫はどうすんだ、誰が抱くんだ
可愛い孫娘の花嫁姿も見ないで去るおつもりですか。
馬鹿野郎こんちくしょ、どうでもいいっつの いいから誰か助けろや




多分、あと一度の発作が運命の別れ道。






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【追記】 21:13 本命から電話あり。
韓国には行くけれども、状況によっては即時帰国も出来るよう
会社に言ってあるからとの事。やべぇ、マジで泣きそう。
もしもの事なんて無いに越した事はないけど、その気持ちだけでもう泣きそう。




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