2002年09月26日(木)
『オレに電話してさ もし電話に出ない時があっても
絶対に無言で切んないでメッセージ残してね、
電話かけられる時に速攻でかけなおすから!』
こないだのデートの最中に
しきりとヤマダはそう言っていましたが
そんなに無言電話が嫌いならば
オレがかける前にテメェがかけてきやがれ。
つーか「電話に出ない時」って どーゆー事だよヲイ。
デートの翌朝、凄まじい痛みで目覚めたぼくちん。
うぅぅぅ、胃が痛ぇぇぇ、キボジワルイぃぃぃ。
気分が悪い時にはガツリと吐くに限ります。
そんなカンジで冷たいお水を一気に飲み干し
その冷たい水にまたまた胃を抑えつつも
早朝6時からおべんぢょと御友達です。
でろでろと喉の奥を戻り来る液体を見つめながら
ぼくちんはその液体が黄色い事に気付きました。
あり?昨日は生ビールをグラスで4杯に
焼酎のウーロン割を確か3杯程度。
茶色い液体ならばまだわかりますが
そんなに夜遅くまで飲んでたワケでもないし
こりはイッタイどーゆー事かちら。
Σ(゜д゜)
こりってもちかちて胃酸ってヤツ?
(違うかもしれない、スマン)
そう思った瞬間に尚きりきりと胃は痛み
あぁぁぁ 胃酸がこんなに出るって事は
胃がマトモな機能を失ってるって事に他ならず
つー事はアレか?
今日の日課は胃カメラかぃッ?
慌ててO太胃散を飲み干しても時既に遅し。
ぼくの胃痛は留まる事を知らず
『ねぇちゃん!仕事行かんとッ?』
そう階下から叫ぶ妹ちゃんに
わざわざ携帯でSOSとそっと呟きます。
起こしてもらって悪いんだけどね
お姉ちゃん、どうも体調悪いみたいやの。
そうと聞いた瞬間に 妹ちゃんは
臨時看護学生に成り代わり
苦しむぼくを速やかに病院に運び
全てが終わったぼくを自宅まで送り届け
処方箋に書かれた3種類の薬と共に
うどん玉と雑炊の素を握りしめて帰ってきまちた。
一人じゃないって素晴らしいなぁ。
そのまま自宅で静養してればよいものを
昼の2時を廻った頃に効いてきた薬のおかげで
ぼくは何とかとりあえずの体調を取り戻し
そうは言ってもやはり時折激しく痛む胃を押さえながら
こんなオレに乾杯!ってな面持ちで会社に出社しました。
だってだって、昨日の今日で申し訳ないんだけれど
仕事が終わったらヤマダと御飯を食べる約束をしてたんだもの。
このままオウチに居たら絶対に外出なんざ出来ねぇっつーの。
仕事だけの為じゃなく、っつーか
仕事はあくまでもついでよ、ついで。
仕事が終わったらとにかく電話下さいと
そう言ってたヤマダに浮かれ気分を気付かれちゃなんねぇと
あえてのんびり煙草を買いに行ったりして10分ほど過ごし
そろそろ電話する根性が沸いてきたので電話するぼく。
・・・・・・・・・
出やしねぇ。
何だぁ?やっぱ昨日の台詞は前フリくぁッ?
そう思いつつも律儀にメッセージを残すぼくちん。
『えっと〜、ぐみです・・・また電話します』
それだけ言い残して全身に倦怠感を感じつつ
ふと手元の携帯を見てみると
表示画面に留守電のマーク。
あ、そーいや会社に着くまで携帯切ってたんだった。
〜オ預カリシテイルメッセージハ2件デス〜
およ?2件?1件はヤマダかニャーとか思ったんだけど。
会社が電話してきたなんて事ぁ言われてねぇし。
まぁいいや、とにかく聞いてやろうじゃァないか(江戸っ子)
〜1件目ノメッセージ:14ジ00フンデス〜
『えー お疲れ様です、ヤマダです
昨日はどうも有難うございました
えーと夜の件なんですけどちょっと会社の方でトラブッて
ちょっと夜 動けそうにありません ごめんなさい
また電話します すいません
(沈黙)
(沈黙)
(沈黙)
(沈黙 約30秒)』
やっぱり昨日のオレ
言いくるめられたんじゃん!
(T^T)クゥー
そりゃあね、昨日の今日でまたデートだなんてね
そんなん上手く行き過ぎやわと思いまちたけどねッ
そりでもぼくちん 胃痛を圧してまで出て来たのにさッ
確かに昨日のデートの最中に会社の人から電話あったし
ざくざくとビールのみ干すぼくの目の前で
『ごめんね、目の前でだけど ちょっと電話します』
ってわざわざ断ってトラブルの話してたけどさッ
つーか 電話かけるのにいちいち断ってくれる人なんだぁ♪
とか あぁぁぁぁぁ マナー上手じゃんとか思ったオレに腹が立つ!
楽しみにしてた分ぼくのガックリ度は半端じゃなく
そりでも気を取り直してもう1個のメッセージを聞くぼく。
ふん!善人ヅラしてオレ様をたばかりやがってッ!
えーい、ヤマダの馬鹿馬鹿馬鹿たりッ!
〜2件目ノメッセージ:14ジ02フンデス〜
『ごめんなさい、お疲れ様です、ヤマダです
えっと今メッセージ入れてる最中に電話が入っちゃって
多分さっきのもちゃんと入ってるとは思うんですが
えーと夜の件なんですけどちょっと会社の方でトラブッてまして
ホントぼくも楽しみにしてたんですけど ごめんなさい
ちょっと今夜はどうしても都合が悪いです
また別の日でお願いしたいんですが、申し訳ありません
また電話します 仕事頑張って下さい お疲れっす』
同じ内容かぃ( ̄▽ ̄;)
その後 何となく許せた気分になって
改めて留守電を入れるぼく。
『何度もすみません ぐみです
どうやら急性胃炎らしいです
しばらくの間お酒が飲めませんが
それでもいいならまた誘ってやって下さい』
すんませんね、これだけ言うのが精一杯なの。
もうぼくの方から次のデートのお誘いなんて出来ねぇ。
最初にちょっかいを出すのは大抵ぼくの方ですが
2度目以降はもう自分からは誘えないぼく。
逢いたかったらテメェから誘えやッ!と言わんばかりに
ガツリと無駄な虚勢を張っているかのようにも見えますが
ちゃうんですよ、1回目はイキオイで済む話だけれども
2回目のお誘いにイキオイは通じないじゃないっすか。
真面目に誘って断られるオレとか見たくねぇもん。
ちなみに自分から電話するのも以下同文。
ヤマダからお誘いの電話がこのまま来なかったら
多分こりってこのまま終わっちゃうニャー。
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