2002年03月17日(日)
昨日の休日出勤を面目躍如するべく
ガツンとデータを会社に持って行ったのですが
全国的に日曜日な本日、会社に人がいるワケもなく。
いいの、わかってて行ったんだもの、ぼく泣かない門!
それにしても松嶋奈々子にTVCM、公園を歩かせつつ
『生きかえるん♪』とか言わせるってのもどうだかな。
反町 何にも言わねぇのかな。
唐沢のヨメ役とか見てりゃ気にしねぇか。
別に興味ないからヨイのですけどもね。
紀香ファンとしては 『やはり落ち着きます和』ってなイキオイで。
あぁぁぁ ゆきさんの出産話、途中だったのだニャー。
なんか昨日の段階で全て書き尽くしたように思っていたけれども
そりは単なるぼくちんの現実逃避って事で
まだ本題にも入ってねぇのに書き終えたとか思うなコンニャロとか
そんな責め苦はぼくがぼくに言うだけでたくさんです。
人にやさしく自分に甘くをモットーに
現実社会では自分以外には超凶悪ですが。
・・・・いいから書け?(ウン)
オウチに帰り着いたぼくちん達は
不安げにうみゃうみゃと鳴き続けるゆきさんを落ち着かせるべく
かねてより用意していた段ボール製産箱へと誘います。
初めは落ち着こうとしなかったゆきさんも
ぼくが使っていたタオルを2枚ほど投げ入れると
少しは安心したのかようやく腰を落ち着けて待機中。
と、そのまますやすやと休まれてしまったので
テメ 今日産まなかったらブッコロス
なぁんて事をチラリと思いつつも
妹ちゃんと2人で洗濯物を取り込んでいたトコロ
ぼくらの気配が部屋から消えた事に気づいたゆきさんが大興奮状態で。
『うっわ、あっつん(注:妹ちゃん) 洗濯物 ココで畳もう!』
『そやねッ 傍にオランと不安みたいやしねッ』
『でも猫の出産ってこんなに陣痛が続くモンやと?』
『知らん、今までの猫はいつの間にか産みよったしねぇ』
『もう8時間よ、人間の陣痛とかと同じやねぇ』
そう言いながら 産箱の置いてある居間へ洗濯物を移動させると
ウロウロするぼくらに触発されてか またもや移動しようとするゆきさん。
『あ、ねぇねぇあっつん 今度はママ上のタンスに入ってった!』
『あぁ その中で産みたいとかもしれんよ 気にしちょったもん』
『じゃあ あの産箱、いらんかったっちゃろーか、ってまた出てきたわ』
『もぉ〜 ゆきさん、あんたはどこで産みたいとね、って姉ちゃんッ!』
何か出てるッ!
Σι( ̄□ ̄;)ノ
妹ちゃんの声に驚いてゆきさんの後姿を見つめるぼく。
あぁぁぁぁぁタイヘンだータイヘンだータイヘンだー!
水風船?
赤黒いビニールのようなモノが陰部からコンニチハである。
しかもチョロリと覗いてるとかゆーレヴェルではなくて
スデにも3cmくらいのニョロリ加減とユー恐ろしい事態。
『あぁぁぁぁぁぁぁ ゆきさん、頼むから動かんでくれぃぃ!』
急いでゆきさんを産箱まで抱え戻し なで上げて落ち着かせるぼくら。
始まった、始まりましたぞぃ!
ぞぃ
ぞぃ
ぞぃ
(↑エコー)
気づくとゆきさんの呼吸数が1秒間に4回を数え
誰に教えられたワケでもないのにラマーズ法一直線である。
『ゆきさん?頑張ってね う〜んって気張りなさい!』
『みゃ〜〜〜〜〜〜〜ん!』
『そそそ、もっかいう〜〜〜んって!』
『みゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!』
初孫を待ち望むじじぃどころか
役どころはスデに経験豊富な産婆さん状態のぼく。
『うんうん、キツイねキツイね、ほら うぅ〜〜んって!』
『みゃぁぁぁぁん!』
『うぅぅぅ〜〜〜んって!』
『みゃぁぁぁぁぁあんッ!』
先程の水袋はイツの間にか破れており 一瞬慌てまくったのですが
そこには水袋の代わりにチラリと覗く足先のようなモノが。
『あっつんあっつん!見えてるッ!ちび出てくるッ!』
夕飯当番をいつの間にやら忘れ去ったぼくちんの代わりに
ママ上と台所に立っていた妹ちゃんを呼び戻すぼく。
『ねねねッ?何か足みたいのが見えてるやろ?』
『ホントや!ゆきさん、頑張って!もうすぐよッ!』
2回イキんでは時間を置き 3回イキんでは時間を置くゆきさん。
お子はイキみと共に体外へと押し出されては来るのですが
イキみが弱いせいか 休憩を置くとまた逆戻り。
こんなに苦労してるのに お子は1匹でわナイのだ。
ハラの中にはまだ何匹か滞在中なのだからして。
普通 お猫様は1度に3〜5匹のお子を産むのだからして
1匹目が産まれて 無事産道が確保できれば
あとのお子様達は皆スムーズに生まれてくるはず。
うぅぅぅ ゆきさん、がむばってくれぃッ!
1度に2〜3回しかイキめなかったゆきさんが
連続してイキみ続ける事が出来るようになった頃
何度イキんでも2cmくらいしか見えて来なかったお子が
一気に6cmほどすべり出て来ましたぞぃ!
『あ!ゆきさん、もうすぐよッ!頑張って!』
『みゃぁぁ〜〜〜〜〜ッ!』
『うん、あとちょっと!う〜〜んって!』
『みゃぁぁ〜〜〜〜〜〜〜ッ!』
『うんうん、もっかい!う〜〜〜〜んって!』
『みゃぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!』
みょりん。
『出たッ!産まれたッ!産まれたよぉぉぉッ!』
『わ、ゆきさん 産まれたよッ よく頑張ったねぇぇッ!』
まるで自分の事のように喜びまくるぼくらの目の前で
さっきまであんなに甘えた弱音を吐いていたゆきさんが
すばやくお子の薄皮(包まれて出てくる)を舐め取り
へその緒をかみちぎって我が子を確かめています。
嗚呼 誰も教えてなぞいねぇっつーのに
こうやって本能は全部知っておるのだの。
うむうむ、もぉリッパなママ猫だの。(感涙)
いつの間にか ママ上も台所から見に来ました。
『ママ上、見てよぅ もう親猫ヅラやって!』
『そりゃ親やから当然やろ、いくら甘えたさんでもね』
『でもさっきまで一人で産めんかなって思ってたのにぃ』
『もぉ 台所でイキみ方聞いちょって思いよったとよ』
アンタが産んでるみたい。
オレが産んでるんだったらもっと協力してくれや
なぁんて事 ぼくちん全然思ってませんから。
ともかく、一人クールなママ上をよそに
エキサイトしまくったぼくと妹ちゃん。
出産風景もビデオに収めたし
ちびは次々順調に産まれていくし
あぁ こりが週末でよかったぞぃ。
ぼくちん、立ち会えて良かったニャー。
『で、結局何匹産まれたとね?』
一段落ついた頃にママ上がぼくらに聞いてきます。
仔猫4匹くらいまでだったらオウチで飼えるかニャー。
そんな話は 妹ちゃんと2人の時にしてたんですけれども。
『んー、今んトコロ4匹産まれてるねぇ』
『まだ産まれそうやとッ?Σ(゜Δ゜*)』
『イヤ ワカランけど だいたい5匹くらい?』
『5匹!どーするとねッ?全部ウチで飼うとねッ?』
『ん〜、まぁ里親探しはするツモリやしッ☆』
とりあえず今は 新品の仔猫に夢中進行形って事で。
しかし産まれたお子は
全てウチで飼うツモリなの、とか言ったら
ぼくちん間違いなくママ上に殴らりそう。
しかも一寸の迷いもなくグーの裏側で。
ママ上の情が まんべんなく仔猫に移る事を願うなり。
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