2002年01月03日(木)
ひとは忘却から逃れられないという本質に
おぼろげながらも気づいたのは4歳の時だ。
そんな大袈裟な物言いでは無かったにしろ
確かに私は『忘れていく自分』を実感した。
1年前に生まれた妹の 出産までの過程を
自分は確かに楽しみにしていた記憶がある。
ある日突然 その事を思い出せない自分に気づいた。
忘れもしない、保育園のお砂場で。
ひとは忘却の生き物なのだ。
だからぼくちんが 集まりまくった親類縁者の
『ねぇねぇ まだお嫁には行かないの?』だの
『オマエ、そろそろ自分の身の振り方考えろよ?』だの
余計なお世話のカルグチに対して このぼくが
『アタシまだハタチだし』
とか言っても許して下さい。
歳の数え方なぞ忘れまちた。
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