【復活!】ダイエットなDIARY
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2004年11月06日(土) 分断



いきてまーーーす。




いやー忙しかった。


しかも、むだに忙しかったのである。



まあ、回りまわって自分の力になってゆくのだから無駄ではないのだが。




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アメリカはブッシュが再選されてしまい、世の中の悪化は続く模様だ。


イラクの日本人の人質は、まったく見捨てられ、首を切り落とされてしまった。


小泉首相の談話は冷淡な限りだ。


国家をミサイルで破壊され、殺された何万ものイラク民間人たちに対しても、政治家たちは冷淡である。


犠牲はやむをえない、とでも言わんばかりである(言っているバカもいるかもしれないが)。







昔、ある学者が書いていたが、日本には「犠牲肯定の思想」があるという。


俗に、小の虫を殺して大の虫を生かす、などというが、犠牲をどこかしかたないな、と認めてしまうところが日本の民衆の中にはある。


もっといえば日本人の生活の中にある、のだ。






さらにいえば、もちろんオレの中にもある。




それが本当の敵である。





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もっとも、ブッシュ支持と反ブッシュは半々だし、戦時大統領がの再選が僅差であったこと自体が異例だともいう。



今やアメリカはユナイテッド・ステーツUnited Statesではなく、ディヴァイイデッド・ステーツDivided States(分断された国家)であるとさえいわれる。


今年、発売されたハンチントンの新作でも、この分断は今後ますます大きくなってくると指摘する論者はたくさんいる。


今回のイラク戦争や選挙以前に、アメリカを分断された国家とみる見方は多くあった。



昨夜、たまたま深夜テレビで放映されていた映画、「セカンド・インパクト」というのも、このテーマをよくあらわしている。


原題はSecond Civil War(第二の内戦・あるいは南北戦争)というもので、邦題はまったく内容を表していないダメダメ度の高いものであるが、これは政治や社会風刺のブラック・コメディ映画である。


ヒスパニック移民問題をもとにアメリカが再び南北戦争を始める、つう話である。



この問題に関心がある方はおすすめ。







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忙しかったので、かれこれ二ヶ月ほど運動らしい運動をしていなかったので、ハラがかなり、かなりなことになってしまっていたのであった。


一昨日、風呂上りにまじまじと自分のハラを見てみたが、なんと割れてきているのである。


それも、腹筋が割れているのではなく、膨張した脂肪の蓄積されたハラの表面上に、縦に、線が入っていたのである。

もう、妊娠線かっ?!、つうぐらいなんか、割れてきたのである。



・・・・ヤバイ。




これはヤバイっす。





つうことで、仕事も一段落したので、昨日からちょっと歩き始めた。


つっても片道10分ほどだが。






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これを書いている今、テレビ埼玉では相変わらず風俗番組をやっている(笑)。


「恋のキャバ騒ぎ」つうのが秋から始まった新番組だ。


タイトルからわかるように、コウ・コスギひきいる現役キャバクラ嬢たちが集まったトーク番組である。



これを夜の11時台からやっている。


東京MXテレビではできない番組である。



なぜなら、石原都知事や都の教育委員の米長邦雄などが倫理などを主張しているたてまえ上できないであろう。


この米永氏は将棋の世界の人らしいが、ものすごい男尊女卑というか保守主義思想の持ち主である。


その実、弟子の婚約者を寝取ったりと醜聞も耐えない。


まあ、女性はよき母であるべきで、そうなれなかった女性たちは単なるセックスの道具で、人権などないのであろう。


この米永こそが、先日、園遊会で、天皇に直接、「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させるというのが私の仕事でございます」などと述べ、逆に天皇から「強制は良くない」とたしなめられた人物である。


石原も『狂った果実』をはじめとする若者の風俗小説を書いていた小説家である。




それにしても、天皇のバランス感覚は見事である。


新潟中越地震の被災地へヘリやマイクロバスで被災者を励ましに行くなど、オレ的に天皇株はうなぎのぼりである。


そもそもオレは天皇制には反対で、そういった論文なども発表してきたが、個人としての天皇は人格的にすばらしいのではないかと思う。



というか、石原や米永などのような人物たちによって、戦前も天皇の意思とはかかわりなく、天皇の権威だけが利用されてきたのであろう。


そういった図式をいみじくも呈示した形だ。


奥さんの問題で、宮内庁に対する苦言を呈した皇太子も、皇族の意思とは関係ない国家制度の実態というものを垣間見せられた気がする。





自由のない環境で、しかし国際的で、レベルの高い教育を受けてきた皇族たちが、今、日本でもっももまともな人たちなのかもしれない。


留学もしているので国際性もある。




いっそのこと、天皇に政治的な実権を返したほうがいいのではないだろうか。



いや、民主主義を最も理解し、実践しようとしているのが、逆説的ではあるが、天皇なのかもしれない。





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久しぶりなので長くなったが、明日からまた原稿がある。



これは来月、京都で行われる日本とオランダとの国際シンポジウムの原稿で、第一稿の締め切りが9月1日だったものである(おいおい)。



オランダの責任者に問い合わせたところ、今月半ばまでに送ってくれとのこと、だった。



その後、もう一本書く予定なので、そんなこんなで今年は終わってしまいそうな勢いである。







少しは恋とかしたいものである。




ござんしょチキン持った高橋マリ子とでも、出会いたいものである。



どちらも好物である。











・・・・。










にんにん。











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