【復活!】ダイエットなDIARY
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2002年01月26日(土) 暗号

ついに破滅の音の時が来てしまった。

TVS(テレビ埼玉)では、『巨人の星』が堂々の最終回を迎えたのである。





で、来週から何が始まるかといえば、




あしたのジョー2




である。
しかもいきなり2からの新番組だ(爆)。


こうしてTVSによる、めくるめく梶原ワールドはまだまだ続くのであった。










昨日からPGPを導入した。

これは有名な暗号化ソフトである。
現在は日本語対応版が商品として売られてもいるが、フリー版もある。



もともとのソースコードを開発したのはアメリカのフィリップ・ジマーマンというプログラマーであるが、実は
1999年まで、このPGPは兵器として認識されていた。
それほど暗号強度が高いのである。

だからこのソフトの国外持ち出しは犯罪であったのである。





が、この規制には抜け穴があっった。
禁止されているのは、あくまでもソフトの持ち出しだったのである。




で、ノルウェイのある人が、プログラムをプリントアウトしたものをアメリカから持ち出し、それをもとにソフトを作成し、インターネットで配布した。


これがインターナショナルPGPの始まりである。

ちなみにこのPGPは「プリティ・グッド・プライバシー」の略だそうだ。






さて、現在でもこのPGPソフトは最新版まで、フリーでダウンロードできる。


ただ、難点は英語圏の文字コードにしか対応していないため、日本語が化けてしまう点だ。

これだとせっかく暗号を復号化しても何がなんだかわからない(笑)。


商用版は当然ながら日本語にも対応しているが、そんなものを買う気はない。



しかし、そこはよくしたもので、日本語のプログラマーがPGPの日本語化パッチを開発していて、これもインターネットで配布されている。


こうしてまったく無料で正規版と同等なPGP環境を手に入れることがデキルのである。

導入し、動作確認もしたが、まったく問題がない。

便利なのは、メールに限らず、ファイルの暗号化までできることである。




ヴァージョン6.Xまでは日本語化がなされている。
バグ・フィックスなどもあるのでヴァージョン6.5.8を導入した。






この暗号の基本的な考え方は一種のコロンブスの卵である。


普通の暗号は、鍵となる言葉が隠されており、それが分からないと解くこと(復号化)ができない。

メールなどに使う場合には、相手が読めないと意味がないので、相手に鍵となる言葉を知らせなければならない。

相手にそれを知らせて、それが解かれてしまうともうその暗号は使えない。

鍵を知っている人が他にもいるのであれば、同じ暗号を使ったメールを送れば送っただけ、その暗号の安全度は著しく低下して行く。

これを回避するには、新しい人には新しい暗号を使ったメールを送る必要がある。

つまりこの方法であると、メールの相手の数だけ暗号が必要になってしまうのである。







で、PGPを開発したフィリップが考えたことは、ひとつの暗号に対して二つの鍵を用意することである。
そして、ひとつは最初から公開してしまうというのである。


これを公開鍵という。



もうひとつの鍵は秘密鍵であり、こちらは自分以外誰にも知らせない。


そして、この二つの鍵は別のものでなければならない。






どういうことかと言うと、まず、相手に自分当てのメールを送る場合には、公開している(誰でも知っている、あるいは知ることのできる)公開鍵で、暗号化してもらう。

その暗号化されたメールが届くと、それは自分だけが知っている秘密鍵で復号化して読む。




逆の場合にも、同じことが言える。

相手が公開している公開鍵によって、相手に送るメールを暗号化して送る。

すると相手は、その人だけが知っている秘密鍵で復号化する。




このようなプロセスを誰とでもやり取りするのである。




公開鍵は公開されているので、自分宛ての秘密が必要な大事なメールは、常にこの方式で暗号化したものを送ってもらうのである。

要は、自分だけが解くことのできる暗号を、お互いに送り合う、ということである。






これがPGPの基本的な考え方である。









確かに、この暗号は強い。




なぜなら、暗号を解く鍵(秘密鍵)を相手に知らせる必要はなく、つまり秘密を明かすことなく、暗号化・復号化が常にできるからである。


これを破るにはスーパーコンピューターで天文学的な計算が必要だといわれ、兵器として考えられたこともうなづける。


現在でも、一部の国に対しては、このPGPを持ち出すことは違法である。

その一部の国については大体想像がつくだろうが。





つうことで、以下にURLなどを紹介しておく。




日本語化パッチのDLと導入方法
http://www.hizlab.net/pgp/651ij.html

PGP英語版フリーバージョンの配布元
http://www.pgpi.org/

なお日本語版の動作に必要なNKF32.DLLの配布元が変わっており、現在は以下の場所
からDLすることができる。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se020949.html



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