【復活!】ダイエットなDIARY
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2001年11月28日(水) 裏道

つうことで職場にいる。



埼玉県からここ生田へ来るには結構大変である。
電車はいやなので車を使うが、電車より時間がかかる。
おまけに渋滞である。
関越道を練馬までは交通量は多いが、片側三車線の高速なのでわりとスムーズにいくが、問題はその後の環状8号線である。
環8は、新宿の外側の環7のさらに外側を、都心を囲むようにして通っている幹線道路だ。
ここを、練馬から杉並、世田谷を通って、川崎までほぼまっすぐに南下することができる。
幹線道路なので、トラックでいっぱいである。
おまけに、南下、つまり北から南まで一気に縦断するので、途中で八王子から新宿まで西東京を東西にはしる青梅街道、五日市街道、甲州街道、中央高速、中央線、西武線、小田急などをすべて横切る。
数年前と比べて、地下道化したりしたので、前よりは流れがよくなった環8であるが、やっぱり、練馬からいきなり渋滞である。
わざわざ高速を使って来て、結局渋滞に巻き込まれるのではトホホである。


そこで先週から、裏道というか抜け道を開発している。

まず、『県別マップル道路地図東京都広域・詳細』(昭文社)を手に入れた。
これは結構すぐれものの地図で、信号の地名標識やコンビニまで記入されている。
また、一方通行なども記されているので、分かりやすい。

まず、この地図を詳細に検討し、抜け道となりそうなルートを蛍光ペンでマーキングしてゆく。
なるべく分かりやすく、また直進でいけるルートをさがすのだ。

この作業が、実は結構楽しい(笑)。



で、今日、そのルートを実際に使ってみた。

まず高速を練馬で降りる。
環8へ入るところがいきなり渋滞であるから、その手前で右折し、最初から抜け道に入る。
石神井駅を抜けると、すぐに杉並区である。
住宅地のようなところをひたすら南下してゆく。
荻窪からさらに細い住宅地である。
久我山を越え、甲州街道を越えるとあっという間にもう世田谷区に入っている。
ここで一度右折し、調布方面を目指し西へ向かう。
仙川の手前で左折し、狛江方面へむかう。
そして多摩川を越えると、もうそこは川崎市である。

渋滞する環8の半分ほどしか時間はかからないと思う。
そして何よりもストレスが全然ちがう。

確かに、狭い道で歩行者や自転車などもたくさんいるところが多く、時間帯により一方通行や通行止めとしている場所も多い。
それにすれちがいの出来ないところでは20メートルほどバックする場面もあった。
それでも渋滞よりはマシである。
タバコの本数も減る。

東京の渋滞の原因は、もちろん交通量もあるが、基本的には中央集中型の都市計画や道路計画が古すぎるのである。

皇居を中心として放射状に主要道路を広げてゆくというのは、当時先進国であったパリに学んだ19世紀的な発想である。
特に皇居周辺は戦車による首都防衛なども考慮に入れられているという。

また街道をそのまま主要道路にしたのは、近代以前から引き継いだものである。
当然、現代の交通量がそこを流れ込むのであるから、渋滞は当然である。

首都高速も60年代に計画されたもので、今ではぜんぜんどうにもならない。
中央集中を避けるため、主要高速を都心の外側で結ぶ外環道や圏央道なども計画され、建設が始められたが、まだお話にならないほど部分的にしか開通していない。
そして一連の構造改革によって道路公団がこれらの計画をどうするのかも今のところ不明である。



国家の詐欺行為はいつまで続くのだろうか。


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