【復活!】ダイエットなDIARY
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2001年10月03日(水) 名誉

昨日のことになるが、国会中継を観た。


首相の所信表明演説で、国際社会で名誉ある位置をしめることが大事だとか言っていた。


身の毛がよだつ。


名誉という耳ざわりのいい抽象的な言葉にである。


国家などというものが名誉とか正義とか誇りとか偉大なとか言い出すとろくなことはない。


そんなもののために国民の金を使い、労働を強い、さらには生命までも危険にさらされる。


個人が名誉とか正義とか誇りとか偉大なとかいうのは自由である。

というか、そもそもこれらは個人の心情や信念や感性の問題であるからだ。

国家なんていうものは一種の必要悪としての機関にすぎない。



最近、『時局雑誌』という戦中期の雑誌を調べていたが、なんとまあ「聖戦」や「名誉」や「誇り」や「アジアの指導者」などという言葉の多いことか。

沢山の人が死んでいる。

彼らは「平和」のために「名誉」の戦死を遂げたのである。

与党も野党も愚かである。


そんな抽象的な言葉で人は生きているのではない。

大国意識など捨てるべきである。

金もないし、資源もないアジアの小国でいいじゃないか。

けれど文化水準は非常に高くて、教育レベルも、福祉も充実している。

猫が殺されることもない。

そんな国なら誇りをもてるのであるが。







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