【復活!】ダイエットなDIARY
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2001年09月25日(火) 正義

久しぶりに、体重計にのった。


おそるおそる、である。

体脂肪は23%で、あまり増えていないのでちょっと安心だ。
体重も63キロである。



さて、一昨日の話になるが、テレ東でワシントン・レポートなる番組をやっていた。
これはワシントンのハドソン研究所にいる日高ナントカっつう人が、米国のもと国務長官とかジャーナリストに話を聞く番組で、月一ぐらいでやっている。

政府発表ではない、アメリカ人エリートたちの本音が出ていて面白く、また字幕なので英語の勉強にもなる。

同時多発テロ以降の現在の緊張がもちろんメイン・トピックである。

報復戦争はあるのか、などと今も日本のニュース番組では言っているが、こんなことはすでに結論が出ている。


アメリカは、基本的には1年から2年の長期戦の構えで戦争を起こす。


大統領がはっきり明言しているので、これはほぼ間違いない。
日本と違って、言葉の重みがある。
と、いうか、国民が納得しないのである。
むしろ、なかなか始まらないので、早く始めないと返って大統領の政治生命にかかわる、そうだ。
アメリカ国民はものすごく怒っている、らしい。



ブッシュが正義を持ち出せば、ラディンも十字軍以来の正義を持ち出している。

どちらの側も正義の戦争となるのである。



もう一点、興味深かったのは、なぜ日本に支援を求めないのか、という質問に対する米ジャーナリストの答え。


「湾岸戦争の時には日本は金持ちだったからね。金がないと分かっている国に金を出せとはいえない」



さすがである。

論理的というか、シビアというか。


同盟とかいっても、しょせん日本はこのくらいにしか考えられていないのだ。


金の切れ目が縁の切れ目と考えるシビアな眼こそ、日本の為政者が持つべきなのではないだろうか。


求められてもいないのに金をだしたり、自衛隊を出したりしてはいけない。



平和憲法なら何か独自の立場からこの問題に対処すべきである。
自衛隊が出動できるような法整備を水面下で進めている与党はなさけない。
あんなやつらに立法権を委ねてしまってはいけない。


難民を大規模に受け入れ、彼らが差別されないような環境作り、インフラの整備をしっかりするのである。


宗教者会議も、キリスト教徒VSイスラム教という対立軸を無効にするような立場から対話の場を提案するとか。
仏教徒やヒンズー教徒は何をやっているのか。


海外に行くのなら、すべてヴァランティアにすればいいのである。
国家単位で動くから話がややこしくなる。

どうせ政治家や大統領は戦場へは行かないのである。


日本における「正義」は宗教ではなく、もちろん法でもなく、国家やお上にある。
江戸時代より原始的だ。


自虐史観などというが、これは歴史教育によって培われたものではない。
(事実の歪曲はともかく)あんな教科書ひとつで誇りを持てるようにもならない。

現実の政治家たちの姿、それにそれを許している中途半端な社会に、誰も誇りなどもてない。

シンガポールは、植民地を経験した国であるが、誇りは持っている。
経済的にも発展している。

今年など、国家を株式会社に見立てて、配当金を国民に配るという政策を出したのである。
このくらいの分かりやすい、しっかりした政策を取るべきである。



アメリカでも、ブッシュは税金の還付を実行している。
国民の購買力が落ちないのはそのためである。

日本は、補正予算とかいって、また道路作ったりしようとしている。
あまりにも愚か過ぎる。


国家など、株式会社でいいのである。
赤字を出したら、為政者は責任を取るべきなのだ。


正義とかいう衣を国家がまとっている限り、それは原始的であり、野蛮である。












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