ニッキ ゆり 【HOME】
- 2004年02月11日(水)
テスト中に祝日が入ると余裕が出来て嬉しい。
頑張って勉強したかいがあって、思った以上にテストは出来た。
自己採点では、とりあえず再試は免れるかなぁ。
いつも出来なかった法学、今回は大丈夫かもしれない。
再試発表の日が少し楽しみになってきてて、そんな自分に少しビックリ。
テストが終わって、タエコの用事に付き合って、ワタシの用事にも付き合ってもらった後、
路面の八百屋さんの前を通った。
「にんじん100円」の文字に引かれて、ちょこっと覗いていたら
いつもスーパーで3本100円くらいのにんじんが
なんと!6本も入って(しかも大きい!)100円で
タエコは思わず「買おうー」と行って二袋も買っていった。
ワタシは友達と会う約束があったし、欲しかったけれど
にんじん片手に行ったら笑われそうだなぁと思って
実家にも帰るし!と勝手に言い訳して、買うのはお預け。
久しぶりに八百屋さんってものを見かけた気がする。
優しいおじさんの手はごつごつしていたけど
おつりをもらうときに触れたらしく
「暖かい手をしていたよ」とタエコが教えてくれた。
庶民的な八百屋さんの雰囲気がとても気に入った。
隣の駅までタエコと歩いて、タエコは家へ、ワタシは友達の待ち合わせ先へ行く。
友達2人とミスドでおやつ。
ハニーオールドファッションとココナッツをむしゃむしゃ食べて
タバコを吸って、今日のテストの話なんかをして
1時間くらいのんびり過ごした。
ふわふわした空気が流れていて、暖かくて、とても幸せな時間だった。
「こうやって放課後話すのもなくなるのは寂しいなぁ」と1人が言った。
しみじみ「卒業」をかみしめた一瞬だった。
しんみりする前にミスドを出たら、外はもう真っ暗だった。
それぞれが家に帰って行く。
大きなバスロータリーで「バイバイ」と手を振る。
電車で帰る人、歩いて帰る人、自転車で帰る人。
それぞれが解散していく様はやっぱりどこか寂しさを感じる。
家についてさっきドーナツを食べたばかりだっていうのに
お腹がグゥとなってしまって、スパゲッティーを茹でて
玉葱や人参、柔らかくなってしまったやる気のないレタスと一緒に食べた。
お腹いっぱいになって、後片付けをしていると携帯が鳴った。
「呑みに行かない?」
さっき手を振ってバイバイと言った友達からだった。
23時ごろ、迎えの車がワタシの家の前についた。
突然「ついたよー!」と電話が来て、あわてて身支度をして車に乗り込んだ。
「呑みなのに車で平気なの?」と聞くと
「あー、だよね(笑)」
呑む、というよりもただ遊びに行きたかったらしい。
車で少しドライブをしながらコンビニでビールを買って
友達の家で飲むことにした。
ちらかった部屋でビデオを発見!
ロードオブザリングの続きのビデオだった。
この前一緒に第1話を観ていたので、今回もまた一緒に続きを見ることにした。
少しお酒が入って、字幕を読むのが辛かった。
やっぱり面白い!
これはもう映画館で完結編を見なくちゃ!
観終わったのは夜中の3時ごろで、お酒と眠気で見終わった後すぐに寝てしまった。
何にも気にしないで、いつものワタシでいられる。
これは最近ずっと続いてる。
ワタシの中で「受け入れる」と「受け止める」の違いがわかったからかもしれない。
あの日の夜、タエコが言ってくれた一言でワタシはいろんなものが楽になった。
だからかな。
今日だって何も怖がらずにワタシでいられた。
いろんなことをやっぱり話してしまった。
それは、家族の話が一番多かった。
ぼさぼさの頭で朝タバコを吸っていると友達が起き出して
お昼までのんびりしてテスト勉強しなくちゃね、と言って
また「バイバイ」と行って今度は車から降りて
角を曲がるまで見送った。
どんな所でも「バイバイ」と言って手を振るのは
やっぱり寂しい。
ワタシが一番苦手なのは「バイバイ」かもしれない。
「サヨウナラ」よりも「バイバイ」の方。