ニッキ ゆり 【HOME】
- 2001年01月28日(日) 月とオリオン座
仕方ない、どうしようもないとわかっていても
自分の中で上手く受け止められずに辛くあたってしまった。
本当は、焼きもちなんかなくて、嫉妬なんかなかったのに(不思議な事に)
上手くコトバで言えなくて・・・。
コトバが唯一の手段。ワタシにとっては。
だってコトバしかないでしょう?
表情なんか見えない遠いところにいるんだから。
思っていたより、ショックというか
ココロの中の不安が大きくて
初めてワタシは友達の前で涙を見せた。
どうしようもなかった。
溢れてくる涙を隠す事も、抑える事も
そんな時間さえ与えてくれず
ワタシの涙は次から次へと頬を伝ってきてしまった。
「ごめんね。大丈夫だから」と笑って見せても
「なんで謝るの?」と言われ
その優しさについ甘えてしまった。
誰かに抱きしめられるのはとても安心する事で
そのたびにワタシのココロは楽になった。
「思い切り泣いていいから」そう言われて
頭をなでられると声を出して泣いてしまった。
本当はその事が原因で泣いていたのかもしれない。
だけど今までの我慢し切れなかった
自分のなかでどこか強がっていることが
全部、一気に涙になって流れていった。
女の子に抱きしめられることで
ワタシは不思議と素直になれた。
帰り道、月が出ていた。とても綺麗な三日月で空が澄んでいた。
その右斜め上には一等星が誇らしげに光っていて
後ろにはオリオン座。
空がワタシの背中を押してくれるように
なんだか元気になれた。
この空だけはいつもワタシの見方をしてくれる。
ココロと反対に澄み切っているこの空が
少し憎ったらしく、少し羨ましかった。
全てを受け入れてくれる空。
いつかワタシのココロの中も
焼きもちや憎しみや嫉妬、汚いものがなくなって
澄み切ったものになってほしい。
現実逃避をしているのかもしれない。
それでもかまわないと思った。
自分を傷つける事を少しだけ我慢できたという事実。
我慢の箱はもう溢れてしまったけれど
それを受け止めてくれる人がワタシにはいる。
今日は友達の大事さを身にしみて実感できた。
とても幸せだった。