ACLとはロマンだ - 2006年12月04日(月) 2002年タイガーカップを観に行った。 その時、インドネシアの色々なチームのサポーターと話したが、 自分は当時2部リーグのチームを応援していると言うと、 誰もが一瞬引いた(笑)。 でも、会った人みんながみんな、 じゃあ、来期昇格するといいねー と、すぐに言ってくれた。 この大会で一番仲良くなったのは、アレマ・マランのサポーター 集団(アレマニア)のメンバーだ。 アレマ・マランも当時2部だったが、お互い 同じ青のチームだし、もし川崎とマランが当たったら、 ブルーダービーか・・・。 いつか、ACLで対戦できるようになるといいよなー。 そのためにはまず、昇格しなきゃね。 と、薄暗くなったスタジアムの近くで(BGMは野良猫の鳴き声とコーラン) で語ったのを覚えている。 でも、その時は、きっと生きている間に1度あるかないかぐらいの 確率だろうな、と思っていた。 その3年後、アレマはインドネシアのカップ戦で優勝した。 そして、アレマはACLに出ることになった。 僕はアレマとACLで対戦予定だった東京ヴェルディのサポーターと コンタクトを取って、お互いに連絡を取れるようにした。 アレマが日本に来たら、僕はアレマニア・ジャパンとして ダンマク作るぜ!これまで作ったことないけどな! とメールでやりあって、凄くアレマ来日を楽しみにしていたし、 向こうも東京Vサポをホームで歓迎するつもりだったらしかったんだけど、 アレマはAFCから出場停止を喰らって(笑)結局日本には来なかった。 その時は残念だったが、逆に自分の応援しているチーム以外で ACLに首を突っ込む空しさを感じたのは事実だ。 話は変わって、ある鹿島サポと「いつか、インドとイランの国内 ダービー戦を観たい」と話したら、 それよりも、自分のサポートするチームがそこで闘うのを 見るほうが、きっと数十倍面白いですよ! と言われた。 当時は川崎なんざがそんなトコに行けるはずもないと思っていたし、 アジアに接し始めだったので、そーいうもんなんだろうな、と、 他人事の様に思っていた。 アレマニアの彼と約束してから5年後、まさかそれが現実になる 可能性があることに、物凄くロマンを感じる。 そして、鹿島サポに言われたことも肌で実感できる。 きっとある人はACLを罰ゲームと呼ぶだろう。 でも、僕はACLはロマンの固まりだと思いたい。 ロマンは金にはならんのが現実だが、サッカーの持つ醍醐味の1つは、 「たかが球蹴りで世界につながる」ロマンだ。 そんくらい、夢見ててもいいじゃんと思う。 だってこっちは2週間にいっぺんくらい金払ってんだから(笑) 川崎は、正直言って相当ACL出場予定のメンツの中では見劣りする。 僕がクウェートのサカヲタだったら、きっとバンコク・ユニバーシティと 同じくらい「なんじゃこのチームは」と思うだろう。 中国・韓国の強さは、磐田や横浜Fマリノスですら打ち破れなかった ものがあるし、国内7連覇とか平気でやってのけるウズベクのチームや、 アジアクラブ選手権の時代から名前が散々出てくる名門チームの中で、 スーパー新参者だ。 多分、アジアではバイクメーカーのカワサキのチームと思う人が ほとんどで、残りはカワサキ・フロンティアという名前と勘違いする だろう。 でも、なんとなく川崎はちょっとサプライズを起こす気がする。 この前まで選手バスがひでえボロかったし、観客数少ないの慣れてるし、 過酷な状況なんざお手の物だ(笑) それよりも、あまりにも注目されてなくて、研究され切れない or 舐められっぱなし、に期待だ。 なんとか、全部行こうと思う。ACLのH&Aは。 ...
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