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そろそろ白鳥の到来シーズン - シンガポール(アルビS) - 2005年02月02日(水)

私事で大変恐縮なのですが、年末頃からナカナカいい
ペースで更新できない日が続いています。

結構ナイスな資料をお蔭様で色々な方から頂いており、
早くアップしたいのは山々なのですが・・・。

当方に送っていただいた方々に、この場をお借りしてまず
お詫びしたいと思います。



さて、今日はシンガポールの現地紙が、アルビレックス新潟
シンガポールについての記事があったのでご紹介します。



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◆アルビレックス新潟S、新たな顔ぶれで来期Sリーグに挑む

 New-look Niigata for coming S-League season (By Tan Kim Han)
 <Feb 2, 2005/ The Straits Times(Singapore)>


日本のサッカーチーム、アルビレックス新潟シンガポール
(以下、アルビS)は、来月始まるシンガポールリーグに
多くの新顔を加わることになる。


昨シーズン、アルビSでプレイした新井健二, 山田将司,
中島ファラン一生らは所属しているが、今シーズンはメンバー
24名のうち15人は新たな顔ぶれで、監督の大塚一朗氏も
またその新顔の一人だ。アルビSの選手の平均年齢は20歳。


新顔の5名は、16歳から20歳で構成されるアルビレックス
新潟・アマチュアチームからの移籍で、他はJリーグのユース
チームからの移籍だ。


その一方、大塚一朗監督は、まだプロリーグでの監督経験はない。

昨シーズンのアルビSを率いた大橋浩司前監督は、日本サッカー
協会に戻り、女子サッカーの監督をつとめることになった。



大塚一朗監督は、日本のアルビレックス新潟は、ある種の
賭けに出ているということを自身で認めている。

2人の子供を持つ彼は、流暢な英語でこう語った。


「アルビSは大きなリスクを抱えています。なぜなら、私はプロの
 チームでの監督という経験は全くないからです。

 私は女子サッカーやキッズのチームで監督をしてきましたが、
 今回の経験で自分も成長したいと考えています。

 これは私にとって大きなチャレンジですが、楽しんで行きたい
 ですね。大きな転機でもありますから」



今季のアルビSは、大きな戦力が1つ抜けてしまった。

昨シーズン活躍したFW、末岡龍二(25)はSリーグで12得点、
そしてSリーグ年間最優秀選手にもノミネートされたが、今季は
J1のアルビレックス新潟に移籍(promoted)した。


だが、昨年英国のウエスト・ハムでトレーニング額を学んでいた大塚
監督はこのように話す。


「彼のことは以前知らなかったのですが、私がウエスト・ハム・ユース
 アカデミーのマネージャーを知っていることを知った彼が、連絡をして
 きましたね。"なにか手伝って頂けないでしょうか?"とね」


「彼は海外での経験を望んでいました。だから昨年12月に、彼に1ヶ月、
 ウエストハムのU18チームでトレーニングできるように取り計らって
 きたんですよ」


ロンドンでは、末岡は大塚氏の家族の元で滞在した。そして彼の息子達と
生活して英語を勉強し、ウエスト・ハムのユースチームでトレーニングを
していたという。



プロリーグでの監督経験はない大塚氏だが、目指す目標は高い。


「アルビレックスの幹部はアルビSの選手達をいい選手として、そして
 人間として育てることを求めていますが、私はその上で、タイトルを
 取りたいですね」


「若手選手の育成が成功すれば、結果はついてきますから。
 選手達にはタイトル獲得は可能だといっています。

 このチームは若くて、それぞれ能力も違っているかもしれません。
 でも、我々は、チームとしてのまとまりをしっかり出すことによって
 強くなれます」



始動するにあたって大塚監督は、3日に1度練習試合を行う予定だ。

昨日、NFLチーム(※シンガポールの下部リーグ)のタンピネス・
ローヴァーズSCとクレメンティ・スタジアムで親善試合を行い、
2−0でアルビSは勝利した。


「シーズン前に、J1チーム、ジェフ・ユナイテッドのオシム監督は
 かつて10日間に11試合行ったのです。

 もちろんコーンやマーカーを置いてのトレーニングは出来ますが、
 実際の試合では、相手は動いていますからね。

 試合を実際にこなすのが、若手選手が学ぶには一番いい方法です」


監督はこう語った。


アルビSはシンガポールU18代表と明日、土曜日にはウッドランズと
親善試合を行う。

http://straitstimes.asia1.com.sg/sub/sports/story/0,5562,298882,00.html?


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ちょっと気づいたことは、末岡選手のJ1アルビへの移籍には、
"promoted"(昇格とかそー言う意味)と現地のメディアに
書かれていることです。


僕は英語を流暢話したり書いたりは出来ないので予想の粋を出ない
のですが、やっぱりアルビSは現地でも"日本のアルビレックス
新潟"の組織、というイメージが思ったよりあるのかなぁ、と
思ったりしました(的外れだったらスイマセン)


あと、「なんでココで突然ジェフ市原の話題?」と思い、
大塚監督の経歴を検索してみると、


> 大塚氏は富山一高、法政大を経て、当時の日本リーグ、古河電工でプレー。
(北日本新聞、04/11/18)

つー古河つながりとか、スタッフや選手に元ジェフの人もことも
あるのかなぁ・・・。

ま、考えすぎな気もしますが、ちょっと練習よりも試合と言えば、の
代名詞的に指導者の中では有名なのかもしれん。ジェフ。



つーわけで、顔ぶれも変わったアルビSですが、自分の
変化も「楽しみたい」という大塚さんには、


 "If I Can't Change Their Mind, (Then no one will.)"
 (もし僕が彼らの気持ちを変えられなかったら、誰が出来るってんだ?)


と、ちょっとこの歌の替え歌を勝手に送ります。


個人的にアルビSは微妙に応援しているので。

本家には来シーズン勝ち点3貰うことになるがな!(ニヤリ)


で、Sリーグはもーすぐ開幕です。


...



 

 

 

 

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