ドイツW杯2006アジア地区予選プロフィール - ラオス - 2004年09月10日(金) さて、ドイツ2006W杯アジア一次予選も、サウジアラビアが 最終予選進出を決めたりしておるのですが、まだまだ行方は わかりませぬ。 というわけで、今回はラオスのご紹介。 ----- ■発展するラオス・サッカー Football growth in Laos. ラオスには、タイガーカップ2002の予選グループ3試合中で 3ゴールしたVisay Phaphouvannのに代表されるような、才能溢れる 選手達が存在する(タイガーカップは、東南アジア地域で最大の サッカーの大会である)。 だが、2002年の日韓W杯の予選で目撃されたように、彼ら ラオスの選手達は、国際的なトップレベルから見れば、まだ同等 とは言えないレベルだ。 ラオスはそのW杯予選、シリアに20ゴール、オマーンに19ゴールを H&Aで奪われた。だが、彼らのプライドはフィリピンにホームで2−0 の勝利、アウェイで1−1の引き分けを演じ、なんとか保つことができた。 その試合で81分に同点弾を挙げたのが、Nisavong Khouphachansyである。 ラオスにおけるサッカー熱は、他の東南アジア諸国同様、急激な広がりを 見せている。結果は振るわないものの、若手選手の活躍が将来への期待を 感じさせているのだ。 昨年行われた東南アジアサッカー連盟・U20選手権で、ラオスは 予選グループで、フィリピン・ブルネイ・ベトナム・カンボジアに 全勝し、グループBをトップという成績を収め、最終的には大会の ベスト4へ食い込んだ。 また、別の成功例を挙げるとすれば、アジアカップ2004予備予選で、 南アジアチャンピオン・バングラディッシュに2−1で勝利を得たという 点もある。 ドイツ2006W杯予備予選、ホームで行われた対スリランカ戦で スコアレスドローを演じ、ファンの期待が高まったものの、アウェイでは 0−3の敗戦を喫し、ラオスの1次予選出場は消えたかに見えた。 だが、グアム・ネパールがこの予選を棄権したため、ラオスはこの 引き分けによる勝ち点から、1次予選出場権を得たのである(いわゆる 「ラッキー・ルーザー(Lucky loser)」である)。 ■ラオスサッカー協会:
■一口メモ ラオスがW杯予選に初めて参加したのは、2002年大会である。 ラオスはオマーン、シリア、フィリピンと同組となり、結果は 3位。最下位は、ラオスがホーム戦2−0で勝利したフィリピン であった。 フィリピンとのアウェイ戦では引き分けとなり、勝ち点1を得たが、 オマーン、シリアに対しては、アウェイで2桁の大量失点を受ける ことになってしまった。 ラオスの最高の勝利の記録は97年にフィリピンに対して4−1の 勝利である。最悪な記録は、W杯予選でオマーンに0−12で 敗れた試合だ。ドイツ2006W杯予備予選では、ラオスはスリランカに 0−3で敗れたものの、グアム・ネパールの棄権により、ラッキー・ ルーザーとして1次予選へと進出した。 http://fifaworldcup.yahoo.com/06/en/t/team/overview.html?team=lao ----- ちーとラッキー・ルーザーを補足すると、このW杯の予備予選 というのは、ガチンコの1on1でH&Aを戦い、勝ったチーム が1次予選に進出、という形だったのです。 全部で14チーム、7試合が行われ、そのうち7チームが 進出の予定でした。 しかーし!その7試合のうちの1試合、グアム−ネパール戦が あったのですが、両チームとも棄権してしまったのであります。 じゃ、どこを代わりにするか、ということでほかの6試合を 見てみると、ほとんどの進出できなかったチームが2試合とも 負けておりましたが、ラオスだけが唯一、1試合引き分けがあった ので、繰上げ、ということになったのです。こんな感じ。 そんで、文中にあった大会は2002年のお話ですが、 今年のラオスU20代表は、同じ大会でマレーシアや インドネシアという、東南アジアのパワーハウスを 撃破するという、なかなかな動きをみせてます。 マレーシアで行われるAFC U20で、実は個人的に一番 注目しているのおります。同組は、インド、シリア、ウズベク です。東アジア居ないし、シリア、インドは…んー、なんとか なるんじゃないか?? ま、どーなるかは大会が始まってからのお楽しみ、ちゅーことで。 ...
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