アジアカップ中国2004・タイ代表プロフィール - 2004年07月18日(日) 前回のインドネシア代表に次いで、タイ代表プロフィール。 ちなみに、今回はかなり ・人名の発音は相当適当 ・翻訳は曖昧または不正確(かも) というリスクがありますが、まー、アジアカップが楽しめるもの になれば幸いです。 ----- ■アジアカップ中国2004・タイ代表プロフィール■ asiancup2004.com タイは驚きの逆転劇を予選で行い、4回連続の本大会出場を 決めることができた。 予選グループAの前半戦は、タシュケントで開催されたが、タイは タキジキスタンに0−1、香港に1−2、ウズベキスタンに0−3と 破れ、勝ち点0という成績で、折り返しとなった。 後半戦はバンコクで行われた。 チームにとって状況は芳しくなく、それはまた、タイ代表監督 カルロス・ロベルト・デ・カルバーリョ(Carlos Roberto de Carvalho)に とっても同様だった。 彼は当時、英国人のピーター・ウィズ(Peter Withe)氏から、タイ代表 監督を引き継いだばかりだったのである。 しかし、チームはホームとなったバンコクで、目を見張るような 活躍を見せ、残り3試合を全勝で終えた。 結局、チームはウズベキスタンに次ぐ、2位という成績で 本大会出場を手にしたのである。 この予選でキーとなったのは、MFのタードサック・チャイマン (Therdsak Chaiman)が、タジキスタン相手に83分、PKで決勝点を 挙げ、タイが勝ち点6を得たときであろう。 その前の香港戦では、4−0で勝利し、勝ち点3を得ていたが、この 試合ではタイが95%ボールを支配し、ゲームの主導権を握っていた にも関わらず、タードサックが得点するまで、まったくタジキスタンの ゴールのネットは揺れていなかったのである。 このタジキスタン戦の勝利は、最終戦となるウズベキスタン戦へ と弾みをつけた。ウズベキスタンはすでにその時点で本大会出場 を決めていたが、タイはその試合を4−1で勝利したのだ。 若手のストライカー、サラユット・チャイカムディー(Sarayoot Chaikamdee)は、 このバンコク・ラウンドで3得点を挙げ、レギュラーとしてその座を 勝ち取った選手である。 ▽タイ代表の攻撃について アジアカップ予選でゴールを決めたサラユットは、同年(2003) に行われたSEA GAMESでも活躍し、その得点力の高さゆえに 「Joe Five Yards」(※すんません、意味はよくわかりません)と いうニックネームで呼ばれた。 タイガーカップ3度の優勝をしているタイでのベテラン選手、 キャティサック・”ジーコ”・セーナームアンは、アジアカップ予選 では代表を外れていたが、最近代表に復帰し、サラユットとペアを組む と考えられる。 この2人は共に上背はあるとは言いがたいが、W杯予選の対イエメン戦 では、このコンビが共に得点し、このまま中国に乗り込むことになりそうだ。 タードサック・チャイマン(Therdsak Chaiman)とダッサコーン・トンラオ (Datsakorn Thonglao)は、AFCチャンピオンズリーグのファイナリスト、 BECテロサーサナでチームを牽引した2人。彼らは、中盤でクリエイティブ な展開を作ることができる選手だ。 (※文中のDatsakorn Chaimanはおそらく記載間違い) タイガーカップ2002のMVP、タードサックは、ベトナムリーグの チームへ移籍してから長い間怪我に苦しんでいるが、グループステージ では出場できる見通しだ。どちらの足からも出せる必殺シュートを持つ タードサックは、タイの攻撃チャンスの鍵となる選手である。 ▽タイ代表の守備について W杯予選で、北朝鮮に1−4で敗れ、意気消沈したタイであるが、この 敗戦をきっかけに、タイ代表の守備に大幅な見直しをさせることとなった。 タイ代表は、ニルト・スラシアン(Nirut Surasiang)とドゥシット・ チャラームサンという2人のサイドの選手がいるが、センターバックの チョクタウィー・プロムルット(Choketawee Promrut)とラングロイ・ サワン(Rungroj Sawangs)が、カウンター攻撃をまともに食らうことと なってしまったのである。 アジアカップの本大会では、フルバックのピラタット・ポルアンディー (Preratat Phoruandee)がスタメンとして復帰してくるであろう。 ピラタットと、北朝鮮戦で累積のため出場できなかったニウト・シーウォン (Niweat Siriwong)が、センターバック候補だ。 激しい当たりが武器のピラタットは、ハーフウェイラインを超えるような ことはあまりせず、ニウトと彼の存在は、北朝鮮戦で引き裂かれた ディフェンスラインに安定を与えるだろう。 GKのコシン・ハタイラタナク(Kosin Hathairatanaku)は、北朝鮮戦で ゴールを奪われた選手ではあるものの、彼一人に責任を押し付けるとこは できないだろう。ピーター・ウィズ監督の下ではレギュラーだった キティサック・ラワンパ(Kittisak Rawangpa)に、レギュラーの座を譲る ことはまだ考えにくい。 ▽グループステージ展望 アジアカップ前に、監督のカルバーリョ氏とチーム・マネージャーの タバチャイ・サジャクール(Thavatchai Sajakul)氏の辞任という激震に 揺れたタイ。 しかし前回優勝チームの日本、3回の優勝を誇るイラン、そして成長 著しいオマーンにたいして、臆することはないだろう。 はいうものの、W杯予選での北朝鮮戦敗北による、チーム編成の 変更があったからいって、やはりタイにとってタフな戦いが続くである という点は、ゆるぎない。 イランに対し、アジアカップ2000本大会で1−1の引き分けを、 また2002W杯予選で、地元タイでスコアレスドロー、アウェイの テヘランでは0−1の惜敗を演じた、という事実があったとしてもだ。 タイの活躍は、タイ代表のメンバーの精神的な状態と、また、 キープレイヤーたちの活躍に大きくかかっているだろう。 ダイナミックなMFのタードサック、プレイメイカーのダッサコーン、 タイ代表の顔、キャティサックといった選手たちだ。 過去彼らが行った活躍を再現できるなら、タイはイランやオマーン 相手に結果を残し、準々決勝に滑り込む可能性がある。 - John Crean/FootballAsia.com http://www.asiancup2004.com/en/tournament/teams.asp?cid=1044&sqid=1081&ccd=THA&tbl=Y ---- 補足すると、キャティサック、ドゥシットは今回のアジアカップに 出場しません。本人曰くベトナムリーグで相当疲れたから、という コメントを残しましたが、最近の報道では、タクシン首相に対する 抗議もあるのでは、ということです。 あと、タードサックは、タイガーカップ2002、AFCチャンピオンズ リーグ2003、東南アジアクラブ選手権2003のMVPです。 インド、シンガポール、インドネシア、ベトナムのクラブで争奪戦 になったはずです(本人は日本と中国のクラブを希望してたらしい) また、ほかのメンバーに目を向けると、釜山・アジア大会で日本と 対戦した選手たちもいます。当時金髪だったナロンチャイとか。 ステー(Sutee Suksomkit)という現在シンガポールリーグで 活躍している選手がタイ代表にいますが、アトレチコ・マドリード が興味をしめしたり、イングランドのDiv.1なら十分やれると評価 されたり、釜山アイコンにトライアルに行く話しがでたりして おりました(あくまでも噂)。 まー、今回は3回もタイを観られるちゅーことで、しっかり 選手を覚えたいなー、つー感じです。 がんばれよー! ...
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