魔法のじゅうたん、空を飛ぶ - シンガポール - 2003年10月30日(木) アルビレックス新潟が、シンガポールリーグに正式に参加するとの 報道があったので、とりあえず訳して見ました。 誤訳があったらカンベン。 ------ ■アルビレックス、Sリーグ参戦。トップ3を目指す。 2003/10/30 - Albirex are in, and gunning for S-League's top 3 spots By G. Sivakkumaran 日本のサッカーが、シンガポールへの第一歩を踏み出した。 アルビレックス新潟は、来期のSリーグへの参戦が正式に 決定したのである。 アルビレックスは昨日、初の記者会見を行い、Jリーグ ディビジョン2クラブの社長Ikeda Hiromu氏が、その野心を 自信たっぷりと語った。 「私たちは来年、トップ3に食い込みたいと思っている。 そして、この地に日本でのサッカーに感する経験を 持ち込みたい」 大学、サッカーアカデミー、ホテルを保有する億万長者で あるIkeda氏はその場でこう語った。 「2月、私はSリーグを視察したが、レベルは悪くないと 感じた。しかし私は、我々がSリーグの発展をさらに 向上させることが出来ると信じている。」 SリーグC.E.OのChan King Fook氏は 「日本人はなんでも上手くこなす。アルビレックスはそれが 出来ると思う。だから、アルビレックスと戦う他のSリーグ チームも、ゲームの質をさらに上げるべきである。 それがリーグにとって利益となるのだ。」 アルビレックスは4ゲームを残し、勝ち点3差でトップには いるが、来期J2かもしれない。しかし、予算の面で言えば、 Sリーグではトップレベルである。 チームの年間予算は、S$1800万〜S$2000万としているが、 SリーグチームのHome UnitedやSingapore Armed Forces FCの 予算はS$120万〜S$150万である。 アルビレックスは上記のチームと同額レベルの年間予算をSリーグ のチームに用意していると推測される。 来期Sリーグ10チームの中で新参となるアルビレックスは、 メンバーをJ2のベテラン選手がサッカーアカデミーの若手選手 を引っ張っていくという形の混合チームを予定しているという。 Ikeda氏は次のように述べる。 「Sリーグへの参入によって、選手達は海外への道を開くチャンス が生まれると思う。 またこの参入は、選手達にとって将来Jリーグでプレイすることへの ステップとなるのは明らかなことだ。」 興味深いことに、アルビレックスは初のシンガポールでの選手獲得 の活動をすでに行なったかもしれない。 FWの田中洋明選手及びMFの中村彰宏選手(2人はそれぞれ Tanjong Pagar, Singapore Armed Forcesでプレイする選手である)が 記者会見に参加していたからである。 シンガポールの永住権を持つビジネスマンであり、(シンガポールの) アルビレックスの代表者になると言われているKonno Masao氏により、 この2人の選手は紹介されたが、彼らはコメントを避けた。 将来的には、アルビレックスはシンガポールにサッカーアカデミーを 開校し、日本へ選手を送る構想もあるとIkeda氏は語る。 アルビレックスは、日本とシンガポールでクラブスポンサーを探す ことになりそうだ。 しかし、昨日の会見から判断する限り、アルビレックスがスポンサー 探しに躍起になるという問題は当面無いように見える。 会見への出席者には、在シンガポール日本国大使のMakita Kunihiko氏、 それにパイオニア、日立といった企業からの人物も多く居た。 ”QBハウス・ジャストカット”ヘアサロンチェーン店のオーナー、 Konishi Kuniyoshi氏も出席者のうちの一人だ。 アルビレックスのホームグラウンドは、Clementi Stadiumの可能性が 高い。このスタジアム周辺には、クレメンティ・ロード沿いの日本人 学校があり、概算2万人以上の邦人が住むコミュニティーがある。 Ikeda氏は、新潟からシンガポールまでのアルビレックス応援ツアーも 計画していると言う。 SリーグC.E.OのChan King Fook氏の興奮は、昨日の会見だけに 終わらないようだ。 「我々(Sリーグ)は、(新潟の参戦という)魔法のじゅうたんに 乗ろうとしている。これからの旅は、エキサイティングになるだろう。 約束しますよ。」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 【アルビレックス新潟について】 ■新潟県はシンガポールの6倍の面積であり、人口は 250万人。東京から300km離れた地域である。 ■池田社長は、いくつかの日本のホテルおよびサッカー アカデミーを経営する億万長者である。 ■名前は白(albi) + 王(reo)=白鳥を意味し、白鳥は チームのマスコットである。 ■新潟のホームスタジアムは42,706人収容の”ビッグスワン” であり、W杯でも使用された。 ■今年の平均観客動員数は、26,421人であり、J2ではトップ、 またほとんどのJ1のチームをも上回る数値である。 ■この理由としては、これまで新潟が野球や他のメジャー・ スポーツのフランチャイズではなかったことが挙げられる。 ■チームは2000年、J2で7位、2001年は4位であり、 2002年に3位という成績であった。現在、J2でトップ、 4ゲームを残して川崎に勝ち点3の差である。 上位2チームはJ1へと昇格する。 ■年間の予算はS$1800万〜2000万である。シンガポールのクラブに 対しては、S$120万〜S$150万の予算を持つようである。 http://straitstimes.asia1.com.sg/sports/story/0,4386,217210,00.html? ----- うーむ、相当喜んでいるようだ。シンガポール。 んでも、文中に”川崎フロンターレ”が英語で書いてあるのを 読んで、ちょっと萌え。 新潟-シンガポール応援ツアーかー。 なんだが全然イメージ出来ないけど、実はアウェイで国内の遠方 に行くより、航空運賃だけならタメ張れるかもなー(成田発なら)。 ま、どうなるか全然ワカランけど、とりあえず新潟のパイオニア スピリッツには、ちょっと脱帽っす。 サポもちょっと「異国でサポート」つー夢も出るだろうし、 シンガポールの記事ネタも増える(つーか日本語で読める)し、 ちょっと嬉しいぞ。 てなわけで、魔法のじゅうたんに乗るのは、Sリーグだけじゃなくて サポも俺も乗るってな具合っすか。 ま、多分オレンジの集団の中に、一人だけ青黒のシャツ着て小さく 座ってなきゃいけないだろうけど・・・・。 ...
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