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インドネシア・サポの悩み - インドネシア - 2003年05月28日(水)

インドネシアのサポーター集団、アレマニアの一人から、
ある日メールが届きました。

内容はというと、

「今のリガ・インドネシアの現状として、スタジアムは
 ”危険な場所”っていう点があるんだ。

 僕はこの現状の解決について、インドネシアサポーター
 連盟(ASSI)で、議論しようと思うんだけど、
 Jリーグの以下の現状を教えて欲しい。

 1.フーリガンは日本にいるのか?
 2.スタジアムのセキュリティはどうなっているのか?

 僕はお父さんから、1970年代の日本ってのは、
 インドネシアと同じようなサッカーの実力だったと
 聞かされたよ。

 でも、今は代表も、リーグも、サポーターも日本の方が
 進んでいると思うんだ。

 だから、僕はとりあえず日本のリーグの現状を、
 みんなに伝えようと思っている。」




という内容だったのであります。


サポーターはインドネシアの方が熱いのでは・・とか
思いましたが、とりあえず、鹿さんサポからもその辺に
ついて聞いたりして、Jの現状を報告しておきました。



何度かメールをやり取りして出てきたインドネシアの
セキュリティーチェックの現状は、


・人種差別など、思想を持ったフーリガンというのは、
 インドネシアでは存在しない。この点では、日本も
 インドネシアも同じ。

・セキュリティーチェックは"時々"あるが、する側が警官や軍隊なので、
 ファンの反発が強く、ここから暴動に発展することもよくある。
 
・マカッサルでは、スタジアムにナイフや小刀を持ってくる
 サポーターじゃない奴らが騒ぎを起こすので、問題になっている。


ということでした。

日本での、スタジアム入りする前のチェックが必ず行われ、
それを行う人々は、警備会社やボランティア、という点に
感心したらしく、この辺は見習おうと思っているそうです。


あと、最後の短刀云々ですが、インドネシアの中には、確かに
小刀を持ち歩く習慣がある地域があるとか聞いたことがあります。

(バリ島のジャワ出身のジゴロは喧嘩でナイフ云々・・)


このあたりの”習慣”てのもあるんじゃないかな、と思います。




うーむ、それにしてもインドネシアのコア・サポというのは、
クラブ側がやるようなことまで考えるんですな・・・。

熱狂と危険が隣り合わせか・・・。ちょっと複雑な気分でした。

"Football Without Violence, Friendship without Frontier!"



...



 

 

 

 

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