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スットコドッコイな父 -タイ - 2001年09月10日(月)

タイの日本語新聞を読んでたら、ちょっと気になるニュース
発見。以下、全文抜粋。

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掛け金は質屋で

 サッカーのヨーロッパ選手権「ユーロ2000」が開幕し、
本場ヨーロッパ並のフィーバーをみせるタイでは、この大会で
「大繁盛」している意外な業種のひとつに質屋がある。

 例年質屋の利用客数が跳ね上がるのは5月〜6月と10月
 〜11月の学校の入学・始業準備期に限られているが、
 世界的なサッカー大会などが開催される場合は、テレビ
 での観戦に備え、質入れしていた抵当のテレビを買い戻し
 たり、逆にサッカー賭博の借金返済や賭博金の捻出の
 ため質入したりする客が急増するという。

:バンコク週報
:http://www.bangkokshuho.com/back28.htm
より、全文抜粋
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そーかー・・この前のSEA GAMESじゃ、インドネシア-
マレーシア戦、借金返済に行ったタイ人いるんだろうなぁ。
(少ないと思うけど)

観戦に備えてTVを買い戻す・・・。なんてその日暮しなイイ感じ!

つーか、これを読んで、何故タイで海外サッカーが人気が
あって、国内のリーグは盛り上がらないかを考えてみた
ワケであります。




(ここから妄想)

スットコドッコイな親父を持つキャティサック君(仮名)。
彼の家は、普段TVを質に入れられてTVを見ることが
出来ません。

しかし、TVが家に戻ってくる時があります。

それは、父親がサッカー賭博をした時。
結果を早く知るために、TVを買い戻すのです。

キャティサック君は、クラスで話題のアニメ"忍者ハットリくん"
が観たかったのですが、その時間はユーロ2000という
サッカー大会が行われていた為、父親にチャンネル権を
奪われてしまいました。

嫌々ながらも、父とTVを観るキャティサック君。

しかし、ユーロ2000のスーパープレイの数々を目の当たり
にして、彼はすっかりサッカーに夢中。

ユーロ2000が終わっても、彼はサッカー熱にうなされてしまいます。

彼は”生でサッカーが観たい”と父親に頼みこみバンコクの
スタジアムに足を運ぶ事になりました。

しかし・・・。

そこには、あの熱狂的な応援も、ファンタジスタもいませんでした。
いたのは、酒を飲んで野次を飛ばすスットコドッコイな彼の父。


彼は落胆し、そしてある決意をします。
「じゃあ、僕があんなプレイをしてやればいいじゃないか。」

次の日、屋台で買ってもらったサッカーボールを道路で蹴り
始めたキャティサック君。

いつの日か、歓喜の渦の中心にいる自分を夢見て・・。

(妄想終了)




我ながらクセエ話だが、まあ言いたいのはそーいうコトじゃ
ないのでカンベン。

ま、親の熱狂(バクチ効果大)が子に伝染してサッカー好き
になるけど、その熱狂がチョイと国内だと弱いから・・
てな感じでしょうか?

アナガチ間違っていない気がするけど・・・
・・間違ってそうだな(笑)。


つーワケで、サッカー熱は高いのに、国内リーグがイマイチ、
なタイの考察でした。

ps
今回の妄想は、もちろんフィクションですが、
彼の父親のモデルは私の父です。ハイ。




...



 

 

 

 

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