きょうの読書
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2003年03月04日(火) 「天空の蜂」東野圭吾

奪取された超大型ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングされているのは、稼動中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。そしてヘリの燃料が尽きるとき・・・。驚愕のクライシス、圧倒的な緊迫感で魅了する傑作サスペンス。

一言、「おもしろかった」です。あらすじを読んだ時点でこれはまたでかい話になりそうだな・・・と感じたが本当に圧倒的だった。本の分厚さなんて何のその。作中の時間がたった10時間しか経過してないのにあれだけの要素を書き出せるなんて。しかも夢中にさせるし。映画とかドラマとかになってもおかしくないようなスリリングで圧倒的で原発に対する問題についても詳しく書かれたのほほんと暮らしている人をはっとさせることのできる一冊ではないでしょうか。(笑)


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