きょうの読書
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2003年01月22日(水) |
「私が彼を殺した」東野圭吾 |
流行作家・穂高誠が、新進の女流詩人・神林美和子との結婚式当日に毒殺された。美和子の兄・貴弘、穂高のマネージャー・駿河直之、穂高の担当編集者・雪笹香織。彼らは皆、事件後つぶやく。「私が彼を殺した」と・・・。容疑者は三人。そして犯人は一人。卓絶のテクニックで繰り出される真相を、はたしてあなたは看破できるか?
話は容疑者と思われる三人の視点からの光景を元に進んでいき、その視点は順々に入れ替わっていきます。三人とも被害者の穂高に対して何らかの思いや含みがあり誰が犯人でもおかしくない状況になっています。この話の面白い所は一人が犯人で他二人は全くの"白"という単純なものではないとこです。皆、何かしらやってるんですよ〜(苦笑)。だから余計誰が殺したかが分かりにくいです。最後に一応ヒントは提示されますが、私はさっぱり?でした(笑)。やはり読んでいて気になるとこはチェックしておくことが大切ですよ。
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