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■ 劇団四季「ウィキッド」
年1回、会社の企画で観劇のチャンスがあるのだけれど。 今年は、オズの魔法使いの悪い魔法使いに焦点を当てた全く違うストーリー、劇団四季の「ウィキッド」を観て来ました。 いま話題の舞台、どれほどのものかと少し構えながら。 ネタバレは避けますが、四季の舞台を幾つか見てきて、初めて感情移入しました。 劇団四季のミュージカルは、エンターテインメントとして素敵な時間をくれるものだと思うけれども、感情表現としてあまりリアルを感じられなくて、必ず幕間に休憩を挟むスタイルも、キャラメルボックスのように一気に進んでいく舞台に慣れている身としては、どうしても違和感が拭えずにいたのだけれども。
「ウィキッド」は、前半から泣きそうでした。 隣に母がいて、「ああやっぱり泣いてるよ」と思ったらしいけれど。 自分の気持ちをえぐって、寄り添って、自然と涙がこみあげる、そういう舞台でした。 重くて辛い気持ちにもなったけれど、いい脚本だったな、と素直に思う。 いつか原作も読んでみたい。
良くも悪くも、私は女の子を主人公にした話を無視できないんだよね。 どうしたって、女の子は自分自身と重なって。 辛くて、重くて、切なくて、それでも前を向かなきゃならない。
とにかくとても素敵だったので、思わずパンフレットを買ってしまった。 いつかまた観られるといいなと思う。
2007年12月01日(土)
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