unsteady diary
riko



 ノロ?

仕事納めの翌日から、ひたすら嘔吐に苦しんだ年末年始。
水を含んでも吐くので、吐くものもないのにまた吐くという悪循環。
昨年に引き続き母の実家には顔を出さず、寝たきりの正月を過ごしています。
熱は出ないし下痢もないのでノロウィルスではないようだけど、名前がどうであろうとも症状と苦しさには変わりはないわけで。
仕事が終わっていたことだけが幸いかな。

とりあえず、年末の嬉しかったこと。

8月に事故にあって療養されていた役者さんの声を久しぶりに聴けたこと。
恐ろしい事故の様子を聞くだけで身震いすると同時に、少し声にハリがなかったけれども変わらないお声が聴けたということが、もうただ嬉しくて何度も何度も聞き返しました。
放り出してしまった仕事のことばかりを考えて、このまま死んでいた方が迷惑がなかったんじゃないか、楽だったんじゃないかと考えたという、重たい言葉。
確かに、生きることは責任が重くて、大変で、取り返しがつかないこともあって。
喪ったものは大きいだろうけれども、戻ってきて欲しいと望む多くのファンがいて、帰ってくる場所を用意して待っている人たちがいる。
生きていてくれて、戻ってきてくれて、ありがとう。
そんな気持ちでいっぱいになりました。


生まれてくるわが子へ、与えられることは「痛がる」ことだけだと。
以前も取り上げた詩の一節にありました。
生きているから痛みがある。
痛くて、辛くて、それでも這いずり回り、生き抜くことで。
それ以上に得がたい価値を、得られるならば。


とりあえずもう1年、前へ進めないまでも、後退しないように生きてみようかなと。
ふらふらなノーミソとからっぽな胃が考える、たわごとだったりするかもしれませんが。

2007年01月02日(火)
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