unsteady diary
riko



 悪友たちはあいかわらず元気いっぱい。(笑)

高校時代の友人宅に数人とお泊り会してきました。
といっても、彼女の部屋には入れないんですが。
彼女、いまパロディで同人誌をつくっている人なので、
部屋にはそういう道具が足の踏み場のないほどなんです。
いやはや、ほんとうに、本人談どおりでした。
なので、妹さんのお部屋を貸してもらって、妹さんが友人の部屋で寝て、
わたしたちはキレイな部屋で過ごさせてもらいました。(笑)

KOFというSNKのゲームがあるんですが、
彼女はそのパロディをしてます。
高校時代からなので、一応知ってはいたんですが、
彼女はそれから4年経った今でも燃えてます。
すごい持続力だよね。
妄想もそこまでくると、愛だよ、ほんと。

一方では服飾マニアだったりして、
今度服飾の専門学校へ入るとのこと。
そういえば、以前からよく服を作ってたのでした。

今でも思い出すのは、高校の卒業式。
自由な校風で、私服だったので、みんな思い思いの格好をしてきたのですが。
まあ、多いのは普通のスーツ。
ちょっと変わってるのが、Rさんの羽織袴姿とか、チャイナドレスとか。
もっとやばめなのが、男子のバニーガール姿とか。
全身銀色のフィルムで包んで、ペプシマンだとか。
いやはや、とんでもなく楽しい学校だったのですが。

なかでもすごかったのが、
この友人K。
全身をプレゼントに見立てて、きらきらと輝かせてました。
プレゼントをラッピングするときのきらきら透明のフィルムがあるじゃないですか。あれで透明なバレエの衣装みたいなドレスをつくったわけ。
で、基本は、全身タイツ。
白のものを、自分でピンクに染める。
なんというか、豪華でした。
写真をいっぱいとられてましたね。
知らない人からも。

なんというか、きらびやかなんですね、彼女自身が。
外見だけの問題じゃなく、にじみ出る華やかさ。
お化粧する日としない日と、これほど違う人もいないだろうってくらい、
彼女にとっては、おしゃれは、身だしなみじゃないの。
それはもう、自己表現なの。
気合を入れるとき、テーマがある日。
それにそった格好をする。
お金の使い方も素人ばなれしていて、すさまじいのだけど
もう、それが彼女というふうに、
ふしぎに納得させられてしまう強い光をもってるんです。

彼女の生き方は、あくまで彼女だからできること。
「隣の芝は青い」とも云えるけど、でもわたしは好きです。
All or nothingな生き方が。
うちの高校では珍しく、短大へ行ったのだって、
第一志望とそこしか受けなかったツワモノだから。
誰がなにを言おうと、貫き通す。
周りを巻き込んででも。
人とちがった生き方をする分、風当たりは強いはずで。
でも、あそこまで堂々とやられると、もう拍手ものです。
思わず応援したくなる。


昨夜、深夜までぼそぼそと炬燵トークしていて
「やりたいことしかやってこなかったもんね」
とその友人Kが笑いながら言いました。

それで思い出したのが、りょうかさんの日記。
15年後の自分―やりたいことをできていたらいいよね、
という言葉。


やりたいこと、つまり理想。
中央が空洞では、光は生まれない。
妄想でもなんでも、とにかく自分にとって譲れないもの、
守るもの、突き進むもの。
空洞化してる部分を、いま少しずつ埋めてるつもりなのだけど
リハビリはあまり順調ではないです。
思った以上に殻が堅すぎて、
自分でもコントロールできないダークゾーンがあって、
手をつけられなかったり…とかね。


友人Kは、原稿書き(ラブコメらしい…Hもありの…汗)のことを
あくまで「仕事」と称します。
それは、バイトとはたぶん違う意味合い。
死ぬまで続けるよ、とのたまってるのだから。
それが印象的でした。
相田みつをさんの「仕事」と重なったので。


おなじやるならば
本腰入れて
やってごらん
そのほうが
つかれないで
たのしいから


―深い言葉です。

2000年12月23日(土)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加