ビー玉日記
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2005年04月13日(水)  シンガポール

幼稚園、小学校と同じところに通っていた男の子が、お父さんの仕事の都合で引っ越していったのは、シンガポールだった。
シンガポールでは煙草の吸殻をポイ捨てすると警察に逮捕される、と教えてくれたのはその男の子だったと思う。
(そんなことを覚えているとは、もしかして初恋だった……?)
なぜか警官がうろうろしているというだけで緊張してしまう私は、長いことシンガポールは怖いという印象をもっていた。
(むしろ治安はいいということになるはずなのに。別に私は犯罪を犯しているわけではないです。)

当然のことながら、全然コワイ国ではなかったです。
そもそも警官の姿見なかったし。
仕事の後、夜のショッピングモールとか一人で出歩いちゃいました。

シンガポールのオフィスで働くのは95%くらいが女性。(うちの会社の場合)
男性は二人しか見ませんでした。
私のミーティングとか現地でのサポートをしてくれた男の子はそのあたりでストレスを感じる日々のよう。
女性社員たちの弾丸トークはすごい。しかも全員中国系で、込み入った話になると突然中国語でしゃべりだす。
こんなに女性に力がある国が他にあるんだろうか。
マレーシアも女性は多かったしマネージャークラスの女性もいたけど、トップとか要所要所は男性が押さえていた印象がある。

Kさん(中国系シンガポール人)と二人で話していたところへ、その男の子が話に加わり、話の途中で日本語で私に話しかけてきた。
私も日本語で問われればつい日本語で答えてしまう。
大した内容ではなくて英語でもちゃんとわかる領域だったので変といえば変だった。
「どうして私と森崎さんが話をしているのに日本語を使うの」
と当然Kさんが彼に抗議をした。
すると、彼はにやりと笑って、言う。
「いつも君らは中国語を使うだろう。おれの気持ちわかった?」
Kさんはチッと舌打ちした。
そんな復讐、わざわざしなくても……。

ところで、車の中で聞いたラジオがおかしかった。
現地の日本人パーソナリティが日本語で放送している番組で、小学生の女の子からの投稿が読まれた。
彼女のリクエストはドラえもんの曲だった。それに対してパーソナリティのコメントはこうだった。
「いつも聴いていただいてありがとうございます。この曲は明日かけますので明日も聴いてくださいね。今日は工藤静香さんの新曲をお送りします。それでは」
ええーっ。そんなんアリ?
今日かけられないんなら明日読んであげればいいじゃん!

シンガポールの印象は、いろんな国の人が一緒にいる国、という感じ。
実際に、中国系、インド系、マレー系、その他いろんな国の人が住んでいて、同じ会社にいてもそれぞれの習慣で祝日があったりするらしい。
「今日はインド系の人はお休み」とか「中国の○○節だからこの人は休み」とかそういう世界のようだ。
おもしろい。


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