| ビー玉日記 | きのう もくじ あした |
2005年03月18日(金) Dark side of the company 今月は退職者が大勢いる。 社員の7%くらいが今月1ヶ月で会社を離れていくらしい。 退職していくのは定年退職に近い人だけじゃなく、中堅クラスの人、若い人も多い。これを機に(かどうかは知らないけど)結婚退職する人もいる。 このところ私のメールボックスは、退職の挨拶と社員のご家族の訃報の通知ばかりで、ひどく異常な感じだ。 初めの頃はトイレや廊下で他の部署の顔見知りの人と顔を合わせては「そちらの部署はいかがですか」とか「淋しくなりますね」とか「○○部のAさん、Bさんも辞めるみたい」とか、低い声で情報交換をしていた。そうやって話をしていた相手が翌週には辞めることになっていたりするうちに、それもあまりしなくなった。 誰が辞めると聞いてもあまり驚かない心境に到達した。(というより、誰が辞めても不思議ではない状況なのだ。) ほとんど毎日どこかで送別会が行われている。 退職者が多いために他の部署と一緒に進める仕事も一時停止せざるをえない状況で、本来やっておかなくてはいけない仕事もなんとなく停滞している。 櫛の歯が欠けるみたいにどんどん知った人がいなくなっていく。 淋しいというのもあるし、今まで築いてきた関係が失われてまた最初からやり直さなくてはいけないと思うと正直気が重くなる。 残る側は残る側でつらい。 辞めた人の分の仕事を背負わなくてはならない人がたくさんいる。 本来自分の持っている仕事だって毎日残業してこなしている状態なのに回していけるのか、人のことながら心配してしまう。 きっと今は会社も変わるべき時なんだろう。 人が入れ替わることでよくなっていくならいいけれど。 このことを無駄にしてほしくない。 再就職が厳しいことを覚悟の上で辞めていく人たちのためにも、悪くなってはいけないと思う。 あとで「やっぱりダメなんだ、あの会社」と思うより、「いい会社に勤めることができた」と思う方がいいに決まってる。 これは私自身の経験から言えること。 経営陣はどんなビジョンを描いているのだろう。 今、誰もが不安な気持ちで、4月の組織変更を息を凝らして待っている。 |
| mail home bbs |
|
Design by shie*DeliEro |