ビー玉日記
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2005年02月16日(水)  香港

15日の夜、ミーティング関係者とのディナーの後、今回香港滞在中の全てのアレンジをしてくれた男の子が港の夜景を見に連れていってくれた。
昼間に雨が降ったりして湿気の多い日だったので、少し靄がかっていたけれど、香港島の新年用の派手なイルミネーションがきれいでした。
海辺の歩道はスターロードと呼ばれていて、香港の映画スターの手形が埋め込まれている。
「この人知ってる?」
「名前は聞いたことあるけど、あんまり覚えてない……」
「ジャッキーチェンはあのあたりだったと思うけど」
「あ、この人はわかるよ」
という調子で夜景を眺めつつ手形を探して歩いた。
久々にちょっとデートっぽいね?(笑)

朝一番の電車に乗って中国国内の工場に行った。
香港は中国に返還されても中国本土とは違う扱いになっているため、電車に乗る時にはパスポートを見せて入国審査が必要。
朝早かったので駅でパンとお茶を買って乗り込んだ。
お茶は「おーいお茶」っぽいパッケージのペットボトルだったのに、蜂蜜入りで甘くて一口目はびっくりした。
電車に乗り込む時に各入り口に一人ずつ女性の車掌さんが立っていて、チケットをチェックする。
日本では自動改札とか電車の中での検札なんかで済ませるところだが、随分人をたくさん使う国だ。

工場は、若い女の子(ハタチそこそこ)がいっぱいで、なんだか女子高みたいだった。
ここでも「人が多いなあ」とつくづく思った。
日本の工場では人員削減ばっかりでどんどん人を減らしているのに、そこはさすが中国。今年は生産量増が見込まれるのでこれでも人が足りないため、遠くまでスカウトに行くのだそうだ。

新年の風習として、既婚の役職付の男性は未婚の若者にお年玉を与えるものだとか。だからそういうお偉いさんが姿を見せると、会議中であっても該当者はそわそわしはじめる。行かないともらいそびれるからだ。
日本から赴任なんかしたらお金かかるだろうなあ。

行きは中国の車両だったのでデザインもなんとなくレトロな感じだったが、帰りは香港のだからきれいだよ、と言われて楽しみにしていた。
予定より1本早い電車にしたら切符が安くて、同じ経路なのにおかしいなと首を傾げていたら、行きより古い中国の車両だった。
車両が違うと切符の値段も違うのか。それも不思議。
(別に汚いわけではなく、消毒薬のにおいもして清潔にしてあるのだけど、古い。ただそれだけ。)

グルメな香港人らしく、食事は中国側ではとらず香港で軽くランチする方を選んだ。
今回ずっと中華料理を食べているけど、どれも味が控えめで油こくない。
意外とさっぱりしている。
おもしろいのが、同席の男性がまめにお茶を入れてくれること。
たまたま女性の少ない席にいたからなのかと最初は思ったけれど、どうもそうでもなさそうだ。
気付いた人がどんどん周囲の人の茶碗にお茶を入れていた。


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