| ビー玉日記 | きのう もくじ あした |
2004年12月20日(月) 最初で最後の瞬間 昨日はちょっとした同窓会のようなもので、年に数回は顔を合わせている同期の面々の他に、就職して遠くに行ってしまい何年も行方の知れなかった後輩やエキストラ出演の弦楽器の先輩方にも会っておしゃべりができて楽しかった。 自分だって人のことは言えたものじゃないが、みんな変わっていなくて、(さすがに現役の学生の中に混じって堂々と学生を語るだけの勇気はないものの)誰一人として「老けちゃったな」とか「あの頃はこうだったのに……」とか月日の移り変わりを感じさせる人はおらず、それがとてもおかしかった。 ちょっぴりセンチメンタルな気分になった。 テレビの企画で昔のアイドルの再結成をするみたいに今あの頃のメンバーを集めて同じ曲をやったとしても、絶対に全員が揃うこともなければ同じ演奏をすることもできない。 結婚して遠くにいる人もいれば、育児で忙しい人も、私のようにクラシック音楽や楽器から離れてしまっている人もいる。 二度とあの瞬間を味わうことはできない。 本当にものすごく貴重な時間を過ごしたんだなあ、と今更ながらに思う。 日本語には一言でそのことを表現できるすごい言葉がある。 一期一会。 誰が考えたんだか、本当にすごい言葉だ。(辞書によると茶道用語らしい。) 瞬間を生きている。 この一瞬は二度と帰らない。 ものぐさな私は一生懸命とか努力とかっていうのがものすごく苦手だ。 だけど時にはそうせざるを得ない。 時間は、待ってはくれない。 そして、どんな瞬間も楽しむことが大切。 苦手な努力とか苦労も楽しいことに変えていかなきゃね。 嫌なことから目を背けたり逃げたりするんじゃなく。 人生楽なことばかりじゃないです。 ……わかってるんだけど、できてないな、最近。 |
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