ビー玉日記 | きのう もくじ あした |
2004年04月22日(木) 事件発生 お昼休みに、お弁当を買いに上のフロアに上がろうとしたら、非常階段で、財布を落とした。 さて、どうなったでしょう? 答え。 階段の吹き抜けから財布が地下1階まで転落した。 「うっそ。ありえないー」 思わずしゃがみこんで財布の行方を目で追いました。 あっという間でした。 途中で、間に貼ってある落下物防止ネットに当たって飛び跳ね、その拍子に小銭ポケットの蓋が開いて、ちゃりんちゃりんと小銭を撒き散らしながら、上手い具合に再び吹き抜けに戻った財布は地下を目指して飛び込んでいったのです。 「あーあ」 偶然上から降りてきた人が気の毒そうに私を見下ろした。 げっ。見られてた。 このオフィスに来たばかりの頃、この階段の吹き抜けが異常に大きいので、怖いなあ、と警戒して財布をしっかり持ち、なるべく壁際に沿って上り下りした。 ちょっと油断したらこれだ。 5階から散らばった小銭を拾い集めながら階段を下りていった。 本当に見事に、偏ることなく散らばっていた。 これがお宝とか砂金を探してる、っていうんなら楽しいんだろうケド、なにせ自分のやった不始末の後片付けで、しかも自分のお金だもんなぁ。 5階、といっても、オフィスビルだから天井が住宅より高く作ってあるので、階段の長さが通常の2倍ある。(つまりマンションだと10階に相当する) 財布はぽつんと地下の吹き抜けの終わりで私を待っている。 それが見えるのが、なんとなく悲しい。 今日はそれほど小銭がたまってなくてよかった。 小銭で財布がパンパンに膨れ上がってる日だったら、もっと悲惨だったに違いない。 カード類が散らばらなかったのは不幸中の幸い。 無事、地下の吹き抜け終了地点に到達。 しかし、財布を取り戻すには、少し段差のあるところによじ登らなければならなかった。 一瞬、管理室の人を呼んだ方がいいかな、と迷ったけど、ちょっと片足を乗せれば手が届きそうだったのでやってみた。 成功。 でもここでまた失敗して自分がおっこってもしゃれにならないよな、とちらっと考えた。 きっと誰も見つけてくれないだろう。 念のため最後の段まで階段を下りてみると、500円玉を発見。 ご丁寧にこんなところにまで。 回収終了! ところで、小銭入れに入れていた、小さな金の亀が、この時は見つからなかった。 たぶんおみくじか何かについていたものだ。 きっと、あれが財布を私の手元に返してくれたんだろう、とあきらめていた。 仕事が終わって、帰りに一応階段を降りてみたら、途中のフロアで隅の方で私を待ってくれていた亀を発見! いやー、おかえりー。 と感慨深く小銭入れに戻した。 一件落着。 |
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