| ビー玉日記 | きのう もくじ あした |
2003年05月02日(金) 通夜前夜 朝1番の飛行機で田舎へ向かう。 飛行機は昨日の夜、インターネットで手配した。 ゴールデンウィークの最中なのに今日の便は平日だからか、座席指定までできた。 実感がないからか、第三者から見たら家族旅行かと思われるくらい、陽気な私たち。いいのか、これで。と思いつつ。 経済的な理由からいつも新幹線を使うので、飛行機で行くととても早くて、遠くに行った気がしなかった。 これは、とても楽。病みつきになるな。 昔より断然安いし。 今日がお通夜だと思っていたら、火葬場が連休で休みの日があるとかで、明日が通夜と判明。 弟は仕事の都合で明日の朝東京に帰らなくてはならないので、あ然。 どうも母親の死にあわてた父兄弟の伝達ミスのせいらしい。 着いたら祖母の顔を見るのも束の間、みんな会社に連絡をはじめる。 弔電(どうしても祝電と言ってしまう。なんでだろう。あまりにもブラックジョークなのでなるべく口にしないようにしてた)の関係で住所を言わなくてはならないらしい。 そういうもんか。私も遅ればせながら上司に連絡すると、メールで送って、と言われたので、頑張って携帯メールで住所を打った。 田舎らしいびっくりエピソードだが、葬儀場の住所が「○×市○○通り」とパンフレットに書いてあって、それをみんな知らせていたんだけど、実はそれだと電報が送れないことが判明。 というのは、その住所はあくまで名称(ニックネーム)であって、本当は「字(あざ)」のつく正しい住所じゃないとダメなんだそうだ。 頼むよ、葬儀屋。 久々に会うイトコたちは、大きくなっていた。 父は長男で、弟が2人、妹が1人の4人兄弟。 うまくできているもので、長男が女男、次男が男2人、3男が女2人、長女が男女、と見事に女4人、男4人の配分で子供を作った。 私はこの中で一番上で、祖父母にとっては初孫である。 小さい頃はまだ父の兄弟はみんな一人者で、物心ついてから結婚式に出席したわけで、イトコたちとはちょっと年齢に開きがある。 軽いショックだったのは一番下のイトコは16歳だった。わ、若い。 そんなわけで、大きくなっていた、といってもみんな学生だった。 社会人である3男のイトコ、女の子二人が仕事で来れなかったことが、この後の私の苦労につながるとは、この時はまだ考えもしなかった。 祖母の最後を看取った叔母が、死ぬ前に、今年はじめに私が祖母に送った病気治癒のお守りを握らせてた、と教えてくれた。 たぶんそれが最後に私と祖母をつないでいたんだろう。 そう、思った。 送った時はそれほど深く考えてたわけではないけど、できることはしておいてよかった、と思う。 |
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