| ビー玉日記 | きのう もくじ あした |
2003年04月19日(土) ウィークエンドシアター 一部ネタバレを含むので、これから見る予定の人は読まない方がいいかも。 「彼女を見ればわかること」 (THINGS YOU CAN TELL JUST BY LOOKING AT HER) 年老いた母と二人暮しの医者。ティーンエイジャーの息子と暮らすシングルマザー。余命いくばくかの恋人(女性)と暮らす占い師。不倫中の銀行の支店長。盲目の妹と刑事の姉。 5人の独身女性の生活と心の動きを淡々と撮っているドキュメンタリテイストの映画。 ずっと見たいと思ってて、ようやく見れた。 鑑賞後の感想としては、「まあまあかな」って感じだけど、わりと好きな感じ。 うん。いろいろ考えること、あるよ。 たぶんこれは、見る人によって感じることが違うと思う。 見る時の感情とか状況によっても違うだろうし。 今の私が思うのは、銀行の支店長が、自分の行き着く先に見えなくもなかった。(もちろん、美人であることと、支店長というステイタスは別にして) 不倫をする、ということではなく。 仕事をして、結婚はしないで、恋愛だけの関係を築いて、年齢を重ねて。 で、ちょっと魔が差して子供をつくってみて、でもやっぱり堕胎して。 ……やだな、それ。 でも、あんなかわいい人が40代ってちょっと罪じゃない? あれは女優さんの実年齢なのか?? 「愛しのローズマリー」 (SHALLOW HAL) 登場人物はみんな、何かしらのコンプレックスとか偏見をもっている人たち。 否。人間誰しもそれを持っているわけで、ここで描かれているのが、人間のコンプレックスや偏見、という言い方の方が正しい。 基本的にコメディなんだけど、なぜか笑えないところも多い。 自分の心が痛くて。 「メリーに首ったけ」もそういうところがあったけど、あれは直球でかなり爆笑できた。こっちは単純には笑い飛ばせない感じ。 主人公は外見でしか女を見られない男なんだけど、それが催眠術をかけられて、「その人の内面を映し出した顔やスタイル」で他人を見るようになる。 心やさしい人は美人だし、意地悪な人は醜く見える、ってこと。 最初は主人公の理想の高さとか外見にこだわりすぎなところをバカにしてみてたけど、話が進むにつれ、だんだん自分にも思うところあっていろいろ考えさせられた。 顔に傷を負った女の子に、初めて会った瞬間から普通に接することができるだろうか。 一瞬の驚きがどれだけ彼女の心を傷つけるだろう。 哀れみとか同情ではなく、人として接するって難しい。 そんなことを思わず考えたお話でした。 それにしても、ローズマリーの食欲。あれはどうなの。 女として(人間として)行ってはいけない領域まで達し過ぎ。 さすがアメリカ人。スケールが違う。 |
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