うさぎ日記
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2013年02月20日(水) お気持ちは嬉しく有り難い。

もうおひとりのかたは、折々に絵葉書を母に送ってくださいます。

近況をこまごまと綴って・・・。

読んで聞かせても、母はキョトンとしています。

葉書を手渡すと、ぷい!と放り投げます。

時に、破ろうとします。デイで色がみちぎりをしてるからかもしれません。

このかたにも、「母はせっかくお手紙いただいても、もう読めないみたいなんですよ。」
と、申しあげたのですが、でも、変わることなく絵葉書が届く。
どうしたもんだべ?

去年の正月、母に年賀状をくださったかた全員に、思い切って、
「長い間ありがとうございました。せっかくお年賀状をいただいたのですが、母はもう夢の世界に生きております。」
と、お返事を書いた。
一昨年は「母は認知症になりまして、もういろいろ解らなくなりましたが、御名前は覚えているようです。」と社交儀礼で書いた。
その次の年に、「夢の世界にいる。」と書いたので、解るだろうと思ったのですが・・・。

大半のかたは、それと察して今年は母宛ての年賀状がぐんと減った。
それでも何人かのかたから、変わらずに年賀状が届いた。
中には、子供さんや孫さんの近況を書いてくださっているかたもおられる。
私は、まったくそのかたを存じ上げないので、母宛ではあるが私に読ませたいということでもないでしょう。
「母のことを忘れずにいてくださってありがとうございます。」
と返事を出したのだが・・・。


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