蹴文修記

2007年07月28日(土) 日本×韓国(アジアカップ)

韓国に負けて、悔しいと思ったのはいつ以来だろ。
日韓共催W杯を経てともに脱亜入欧を目指してから、
いろんなカテゴリーで戦ったけどそんなに悔しいとか、
どうだいまは日本の方が強いんだぜ、とか思わなかった。

そんな気持ちが久しぶりに甦った。

PKであれ、何であれ、負けたのは悔しい。
この試合でも、勝ちたい気持ちが相手を上回れない。
アジアカップという、本番、なのに。

去年チームを立ち上げたばかりという事情はあるけれど、
そんなのは韓国も同じことで、主力の怪我はあちらが多い。

日本の選手は、日本代表として試合に出たいという気持ち
はあっただろうけど、アジア王者への渇望がなかったのかも。
代表選手としてピッチに立つのが精いっぱいで、
相手と戦うことができなかったのかもしれない。

協会も、監督も、選手も、サポーターもマスコミも、
みんな違う方向を見ていた結果だろうと思う。
次の相手がどこでどういうサッカーをするのか、よりも、
誰がピッチに立つのか、監督の発言はどんなもんなのか
に意識を集中し過ぎたのか。

周りがそうだから、選手にも少なからずそれが伝播する。
目の前の相手、以外にも戦う相手がいたのかもしれない。



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