| 2006年07月13日(木) |
サッカーで話そう、その28 |
「一番楽しかった日は?」
あれ?もうW杯祭りは終わっちゃいました? では、最後にご挨拶を兼ねてひとつ記事をアップします。
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W杯期間中ステイさせてもらった家は、フランクフルト近郊にある Holzheimという小さな町にありました。 最寄の駅まで、想定していたよりも時間がかかるので心配したのですが、 毎朝毎晩、ホストファミリーのレネとエディータが車で送り迎えしてくれたので、 すごく助かりました。
この町を去る前日、帰り支度を急ぐ僕にレネが聞いた。 「1カ月のW杯の中で、どの日が一番楽しかった?」 「ん〜、ドイツに着いた日かな、開幕戦の日」 「なぜ?」 「あなたたちの歓迎がうれしかったし、 開幕戦を観るときに面白い体験ができたから」
僕がドイツに着いて家まで送ってもらい、部屋に入ったとたん、 眼に飛び込んできたもの。 ベッドの横に、「よくいらっしゃいました」 と大きく書かれていたんですよ!
ネットで見つけた今回のステイ先。 英語も不確かで、少なからず不安もあったけれど、これを見て安心。 きっとこの1カ月は楽しいに違いない、と確信した日でした。
その日の午後、開幕戦を友達と一緒に観ようと連れ出してくれた。 屋外でBBQをし、ビールを飲みながらドイツを応援するという。 そりゃ楽しそうだと車を走らせる。。。着いた、しかし何やら慌ててる。 どうした?当然ドイツ語なのでさっぱりわからない。
慌てて再度車に乗り込む。まだ訳わからない。 落ち着いたころに聞いた。すると。。。
「停電」
はぁ?開幕戦の日に停電?ドイツの試合が観られない? 思えば、着いた町にはひと気がなく、ひっそりとしていた。
「どうするの?」 「隣町の友達の家まで行く」
みんなで車を走らせること数分、橋を渡り隣の町へ。 どうやらここでは問題ないようだ。 でもいきなり訪ねてこられた友達はどう思っただろう? 十数人が一気に部屋にやってきてテレビを観て、ビールを飲み、 ドイツ代表に声援を送っている。
ハーフタイム。 みんな慌てて部屋を出る。停電が直ったらしい。 また車をぶっ飛ばし、もとの家へ。なぜかBBQの準備万端。
庭にこんな立派なBBQ用の窯があるんですよ!炭火です。 そりゃここで焼くソーセージの美味いこと! またビールを飲み、楽しい夜は更けていきました。 (9時半くらいまで明るいんですけどね)
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W杯祭り、参加させていただきありがとうございました。 予定していた現地情報の提供はできませんでした、すみません。 海外での情報更新は初めての体験だったので、かなり難しかったです。 これも経験ですね。「次」があるかどうかわかりませんが、 今度こそは、生きた情報をお届けできればと思います。
サッカー選手と同じですね。 海外での経験が多い選手は、遠征先での生活も楽でしょうし、 実力を発揮しやすいのでしょう。 今回の人気投票上位は、いずれも経験豊富な方とお見受けします。
僕も、今回の日本代表も、経験不足がネックでした。。。 海外で勝負するには、もっと経験が必要です。
最後に、僕のサイトを見てくださった方、ありがとうございました。 少しでも、W杯とサッカー、出会った人々の魅力が伝わっていればいいな、と思います。 またどこかでお会いしましょう!
ちなみに、帰国後自宅には帰らずに、カシマのオールスターに出向きます。 バカだなぁ。。。
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