| 2006年02月14日(火) |
エジプト×コートジボワール |
アフリカ選手権決勝。 やっと観ることができた。
結果も知っていたけど、それでも楽しめるのが サッカー好きのいいところだと思ってる(笑)
いや、すごい試合だった。 レベルが違うよ、この2国は。 エジプトがなぜワールドカップに出ていないんだろう。 この前、アメリカ×日本のグダグダな試合を観ていた せいもあるだろうけど、戦術や統率感、個々の技量や 身体能力に驚きの連続。
そりゃ、やっと始動したばかりの日本代表と、選手権の 決勝戦に出ていた両国を比べるのは酷かもしれないけど、 どうあがいても日本やアメリカはエジプト、コートジ ボワールには勝てない気がした。
きれいなオレンジ色(みかん色)のコートジボワールの 選手は、かつてのディープアフリカのイメージとは 全く違って、気まぐれでボールを蹴ることなんて皆無。 きちんと試合の流れややらなきゃならないことを 理解していて、非常に統率が取れている。 それでいて普通のリズムでは捕らえきれないドリブル とか、信じられない動きで相手をかわしたりする。 ワールドカップで観てみたい国のひとつになった。
対するエジプトは、自国開催ということもあろうけれど、 非常にシステマチックな動きが徹底されていて、どの 選手も労力を惜しまない。気がつくとボールのまわり には2人、3人と集まってくる。延長になってもその 運動量は変わらなかった。
このレベルの高い試合で、それでも欠けていたのは エジプトの決定力とコートジボワールの3人目の動き。 エジプトはいい形に何回も持ち込みながら、最後の 最後、決定的な仕事が出来る選手がいなかった。 コートジボワールは、個人技で攻め込みいい形を 作るのだけど、ドログバにボールが集中し、その次の 選手がいなかった。集中力の高いエジプトの守備は 最後まで破綻せず。
それにしても、変なミスらしいミスはなかったし、 荒れがちなアフリカ選手権の決勝を冷静に裁いた レフリーもよかった。7万人以上が詰め掛けた 会場の雰囲気もよくて、延長までスコアレス、 PK決着でエジプト優勝というのは、第三者的に 観ていて、すごく円満な結果で(笑)
ドログバがカップを掲げるところが見れなかったのは 残念だったけれど、ケガしているのにあそこまでよく 頑張った。ますます応援したくなったよ。 チェルシーのときと違って、かなりお茶目だし(笑)
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