蹴文修記

2006年02月07日(火) エジプト×セネガル

あんまりこの日記書いてないときも、
いろんなスポーツとか観てまっせ、
と主張するわけではないけど、
Jリーグのシーズンオフの活動を
ここ数日、書き綴っております。

今日はアフリカネーションズカップの準決勝、
エジプト×セネガル戦のことを。

ドイツワールドカップ出場国が次々に
敗退していっている今回のアフリカ選手権。
(残っていたのはチュニジアだけかと思って
いたら、コートジボワールも勝ってたのね、
ごめんねドログバ・・・)

準決勝の2試合目は開催国エジプト×セネガル。
1試合目はナチュラルに見逃した・・・。
ぷっすまとロウ見てる場合じゃなかった・・・。
コートジボワールが決勝進出を決めたというのに。
ごめんねドログバ・・・。

いや、でも、このエジプト×セネガル!
すごく面白かった!
ピッチ外の色んなドラマもあり(解説が後藤さん
だったからもう、最高でしたわ)、終盤の
スリリングな展開もあり、夜中だというのに
おぉーっ、とか、あっー、とか奇声を発さずに
いられませんでした。

以下、後藤さんの受け売りなんだけど、
ほとんど国内リーグに所属している選手で構成
されているエジプト代表。
その理由は、待遇がすごくいいかららしい。
外に出なくても富と名声が手に入るんだろうな。
基本的には細かいパスをつないでサイドアタック
攻撃が中心の戦術。

対するセネガルは、2002年のワールドカップ
以降、フランスやイングランドで活躍する選手で
構成され、その身体能力を生かした個人技が中心。

この相対する個性を持った国同士がぶつかる準決勝。
まずは前半、エジプトがPKで先制。
いくら小さくてもセネガルの選手、エリア内で競った
時に手でボールをはたいてはいけません・・・。
それでも前半はお互いに探り合いで終わる。

そして後半、一瞬の隙を突いた素早い動きでマークを
外したセネガルの選手(名前は覚えてないっす)が
サイドからのクロスを頭で決めて同点。
この一瞬の動きは、なかなか見れるものではないですよ。

ここからはもうお互いに攻め合う展開に入る。
得点機はエジプトに多くあったけれど、決定的なチャンス
はセネガルが多く造り出していた。
そしてセネガルは切り札ディウフを投入。
ケガをしていたそうで、先発ではなかったみたい。

対するエジプトは、後藤さんによると運動量が落ちていた
前線の選手を交代させることを選ぶ。
この交代の時に、信じられないような騒動が・・・。

交代させられた選手は、
「おれ?おれかい?おれを変えるのか?」
と烈火のごとく怒り出す。
すると監督は、
「ああオマエさ、動けなくなったから変えるんだ、さっさと
ピッチから出やがれ!」
(当然聞こえないし、聞こえてもわからないから推測)

この騒ぎはベンチからコーチやら選手やらが多数出てきて
収めなけりゃいけないほどの騒動に。
ああ、こりゃ、エジプトの選手はみんな動揺するし、
勝ったとしても次はどうかなぁ、なんて思っていたら・・・

この騒ぎで油断したのはセネガルだった(笑)
なんだかキレちゃったみたいで、ぽわ〜んと試合再開。
サイドでのチェックが甘くなり、簡単にクロスを入れさせる。
そして合わせたエジプトの選手は、なんと交代で入った選手!

おおー、ゴールを決めた選手はもちろん、ベンチも大騒ぎ。
7万人だか9万人だか入ったホームのスタジアムは大狂乱。
交代させられた選手も、納得せざるを得ない素晴らしいゴール!

ええ、これでエジプトはひとつになりましたさ。
そのまま守りきり、試合終了。

セネガルは、交代で入ったディウフはずっと消えたまま。
なんだかみんな、他国でのプレーが長くなって、あの4年前の
衝撃的な動きやらポテンシャルが萎んじゃった気がするな。
もっと伸び伸びとサッカーしてたのにね。

中2日で決勝らしいですよ。
エジプト×コートジボワール。
観なきゃいけんね〜。

アフリカ選手権が生で観れるなんて、いい時代だね。


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